沢の螢

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地球は嘆く
2006年07月20日(木)

先週末くらいから、ものすごい暑さが続いていたが、ここ2,3日少し気温が下がって、涼しい。
雨天のせいでもあるが、あまり不快感がないのは、天気の割には、湿度が低いのかも知れない。。
日本の夏の暑さは、湿気が高いせいか、むしむしとして、体にこたえる。
体はだるいし、思考力は減退。
能率が落ちて、家事もはかどらない。
冷房は体にあまりよくないので、30度くらいまでは我慢するが、それを超すと、やはり、ちょっと使いたくなる。
特に、あまりに暑いと、眠れないので、寝不足にならないためには、寝入り端には欲しくなる。
冷房でなく、ドライにするだけでも、少し違う。
でも、考えてみると、私の子どもの頃は、冷房はなかった。
暑かったには違いないが、暑さ寒さも、自然のものだと心得る人たちは、その過ごし方を、みんなが工夫して、凌いでいたのだろう。
冷房機の傍から吹き出す熱風もなかったから、外気温だけが高いと言うことも、今よりはなかったに違いない。
今は、暑ければ温度を下げ、寒ければ上げるという、機械の力に頼った暮らしが、普通になってしまっている。
よその家に行って、うっかり「暑いですね」と挨拶しようものなら、「済みません」とすぐに冷房を入れてくれるので、自然の挨拶言葉も使えなくなってしまった。
涼しくて助かると思えば、その代わり、あちこちで、大雨による害が出はじめている。
今まで無かったような、土砂崩れや、洪水に見舞われるケースが増え、何か、大きな力で、自然のバランスが崩れつつあるように思える。
不気味なことだが、本来、自然には罪はないのだ。
「自然災害」というのは、人間の側から言っていること。
地球が悲鳴を上げている証拠なのかも知れない。



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