2,3日前から、ものすごい暑さになってきた。 梅雨が明けたのだろうか。 家中カビが生えそうな、むしむししした天気も困るが、これを過ぎるとひとしきり酷暑が続く。 寝る前には冷房を掛けて、ある程度部屋を涼しくしておかないと、とても眠れないが、掛けっぱなしは体によくないので、切る。 夫は夜中に1,2度目をさます習慣なので、そのとき、窓を開けておくらしい。 明け方涼しい風が入ってきて、気持ちがいいからと言う。 早朝バイクの音で目が覚めた。 新聞か牛乳の配達であろうか。 時計を見ると4時半。 まだほとんどの人が寝ている時間である。 寝苦しさで、睡眠が浅いせいか、うるさいなと感じる。 折角涼しい風が入ってきて、さあ、もう一眠りと思った時に、けたたましいバイク音である。 通り過ぎるだけなら、瞬間的な騒音で済むが、配達の音というのは、止まったりふかしたりの繰り返しなので、かえって苛立たしい。 私は短時間の熟睡型。 地震が起こっても、目が覚めないクチである。 しかし、配達のバイク音で、目がさめてしまったというのは、それだけ眠りが浅かった証拠である。 ひと頃まで、こうした配達は、自転車だったような気がする。 住民の安眠を妨げるバイクに変わったのはいつからであろう。 配達元は、なんとも思わないのであろうか。 バイクの方が速いし、効率がいいのかも知れないが、明け方、あんな大きな音を立てられるのは、本当に迷惑な話だ。 心当たりの配達元に、あとで抗議をしようか。 そんなことを考えていたら、イライラして、もう眠ることも出来ないので、水を飲みに階下に降りると、外はすっかり明るくなっている。 熱気のこもった2階の寝室と違い、下は涼しい。 窓を開け、新鮮な空気を吸い込むと、少し気持ちが収まった。 配達をしているのは、多分、学生のアルバイトか何かであろう。 ご苦労さん、早起きさせて貰って、有り難うというべきかも知れない。
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