沢の螢

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魍魎たちの宴
2006年04月27日(木)

人が集まる場では、いろいろな動きがあるのは、会社や政界ばかりではない。
本来利害とは関係ないように思える趣味の世界でも、時に、どろどろした人間模様が、見えないところで、展開されていたりする。
聖人君子ばかりではないのだから、仕方ないかも知れないが、何もそこまでしなくても、と思いたくなる人の動向を見ていると、やはりさびしいなあと思い、イヤだなあと感じることも、事実である。
いかに文明が発達し、生活が向上しても、イヤ、だからこそかも知れないが、人は、元々持っているピュアな気持ちを何処かに追いやってしまう。
そして、まじめな人をバカにし、物事に誠実であろうとすることを嘲笑したりする。
ホントに傷つく。
うっかり信用して、裏切られることが多くなった。
自分の得になる人には、近づくが、そうでないと思う人には、洟も引っかけない。
そんな手合いが、増えてきた。
このごろ、さすがの私も、そう言う見極めが付くようになり、一方的に、利用されたり、取り込まれたりすることはなくなったが、そんなことが分かるようになった自分も、イヤだなあと思う。
金銭的利益に結びつかない趣味の世界であっても、それなりに向上しようとか、人に認められたいと思うのは、悪いことではない。
いい意味での競争もあった方が、自分を磨くことになるし、切磋琢磨して、その世界全体のレベルが上がるから、いいことであろう。
でも、日頃親しくしていながら、その世界での情報を、出し惜しみしたり、こちらの人脈にある実力者に、知らぬ間に近づいて、出し抜くようなことをする人というのは、どういう神経の持ち主なのだろう。
そんな事実を、間接的に知ると、やはり心穏やかではなくなる。
昨日は、趣味の会合があり、終わってから、二次会に行くつもりであったが、そんな雰囲気を感じたので、寄らずに帰ってきた。
魍魎たちの動きは、遠くから見ているだけでいい。



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