沢の螢

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好きな歌
2006年02月04日(土)

夕食の片づけも済み、さあ、ブログを書こうかと机に向かったら、テレビから聞こえてきた歌が、私の好きな歌だったので、終わりまで聞いてしまった。

新沼謙治歌う「津軽恋女」。
リフレインで歌われる雪の名前がいい。

降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪

なんとすばらしい詞だろう。
特に最後の二行。
作詞は久仁京介。
メロディもいいが、何度か繰り返されるこのくだりに惹かれる。
雪にこんないくつもの表現があるなんて、作詞者は、やはり雪国で生まれ育った人なのだろうか。
こういう詩に接すると、日本語の持つエロキューションの豊かさに、今更ながら、感嘆する。
都会で出会う雪は、わた雪、粉雪、牡丹雪、がせいぜい、あとは大雪ですませてしまう。
手元の小型歳時記を見ると、ほかに、しずり雪、新雪、根雪、細雪、が出ている。
雪を冠した言葉は結構多い。
初雪、六花(むつのはな)、雪催い、雪暗、残雪、雪起し、雪折、雪掻、雪囲、雪女、雪合戦、雪沓、雪景色、雪しまき、雪吊、雪まろげ・・・。
雪の名前だけでなく、雪に関連した仕事や、状況も入れると、なんとたくさんあることよ。

ここまで書いたら、懐かしいメロディ。
キム.ヨンジャが、「冬のソナタ」のテーマ曲を韓国語で歌っている。
そうだ、二年前、夢中で見たテレビドラマだった。
そのあとも、いくつかの韓国テレビドラマを見ているが、バックになる音楽は、とてもすばらしい。
叙情的、情熱的だ。
昨年見た「オールイン」の背景に流れていた音楽も、とても良かった。
今日の歌謡番組は、キム.ヨンジャがメインらしい。
この人の歌唱は、すばらしい。

本当はほかのことを書くつもりだったのだが、いい気分になったところで、ペンを置く。



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