沢の螢

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春愁
2003年03月31日(月)

若い頃、春というのは、憂鬱な季節だった。
一種のアレルギーなのか、いまで言う花粉症だったのか、よくわからないが、目が腫れぼったくなり、肌に湿疹が出来、いつも不快だったからである。
それが、17年ほど前に、大病してから、薬やなにかのせいで体質が変わってしまったのか、そうした症状は出なくなった。
それはいいのだが、私は、人がぞろぞろ集まっている環境がキライなので、冬の間鳴りをひそめていた虫が出てくるのと同じく、人間たちが外に出始めると、あまり愉快でなくなるのである。
好きなのは、11月半ばから2月終わり頃までの、(ただし年末年始は除き)寒いが静謐な季節だ。
1人で、静かに何かするのが好きな私にとって、この時期は、ほかに代え難い。
それが、3月も半ばを過ぎて、日が長くなり、人々が街に繰り出すようになると、なにやら落ち着かない気分になり、どこか、静かなところに行きたくなる。
春愁というのは、まさにぴったりである。
そんな話を人にすると、たいていヘンな顔をされてしまう。
「暖かくなったら会いましょうね」というのが、友達と電話して切る前の挨拶になっている。
確かに、風邪を引いたりする心配はなくなり、着ているものが軽くなる分、気持ちも軽やかになるのは違いない。
それと共に、主婦の私にとっては、冬の間怠けていた家の中の雑用をかたづけるストレスもあるわけで、春が来たと喜んでばかりはいられないのである。
一番憂鬱なのが、衣類の入れ替え。
考えただけで気が重くなる。
明日から4月。
しばらくネットに付き合う時間を削って、家の中を片づけねば。
いままで参加していた「百韻連歌」が昨日で満尾。
私の持っている連句ボードの歌仙も今日満尾した。
独吟も昨日で終わった。
新しい付け合いも始めたいが、今週いっぱいは、とりあえず、休むことにした。



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