a Day in Our Life


2007年01月24日(水) 水面下。(淳太と大智)


 「淳太くん、それは計算なん?」

 質問には答えないまま、中間淳太は中田大智を振り返った。
 「何が?」
 「村上くんに媚びる作戦なん?」
 直球で聞いてみたら、予想に反して中間は微笑んだ。関ジャニでは珍しい王子様キャラと言われる微笑みは、向けられたのが女の子なら、それだけで射抜かれたに違いない。けれど、中田は女の子ではないし、まして中間にそういう意味での好意は抱いていなかった。あくまで今現在の中田大智の好意は、殆ど一人に向けられていたから。
 「大智がそう思うんなら、それでもええけど」
 どうせ答えは見えているのだろう、と中間は言外にそう語りかける。綺麗に笑みをかたどった美貌はさすがジャニーズとも言えて、渦中の人物が面食いである事を彼はきっと、心得ているに違いなかった。ウブでピュアな好青年なんて嘘だ、と中田は思う。けれど、そのやり口は嫌いではなかった。
 「まぁ、ええか。お互い手の内見せてもオモロないし」
 やろ?淳太くん。
 笑みを返せば僅かに肩をすくめた中間が大智は怖いわ、と呟く。それを誉め言葉と受け止めて、互いの健闘を祈った。



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こんなんだったらいいなぁ!という…(以下略)

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