a Day in Our Life


2003年01月06日(月) あしながおじさん。(滝雛SSS)


 「見たよ伝言板。じゃあ誕生日は俺に一日くれるの?」
 「えーと…一日…は無理やけど」
 「なに、どうゆうこと」
 「…」
 「だってヒナから誘ったんでしょ」
 「そうなんやけど…」
 「けど?やっぱり先約あるんだ」
 「うぅんー…ヨコと…」
 「ふうん。じゃああれだ、俺は体のいい隠れ蓑みたいなもんかな?」
 「そんなんちゃうけど」
 「そうでしょ、俺の名前出しとけば他から誘われることもないし。横山とゆっくり過ごせるわけだ」
 「ちゃうよ…そんなんちゃう…」
 「…ヒナ?」
 「(項垂れ)」
 「ごめんごめん、怒ってるんじゃないんだよ。ヒナは人の誘いを断るのが苦手だし、苦肉の策だったんだって分かってる。ただちょっと、いじめてみたかっただけなんだ」
 「……タッキーきらい」
 「そんなこと言うなよー(焦)」
 「タッキーなんかもう知らん」
 「ヒナー(困)」
 「もー知らん知らん」
 「ヒナ〜。ごめんって!悪かったって!」
 「(顔を上げ)……反省した?」
 「した。もういじめません」
 「ほな誕生日は高いもん買うてくれる?」
 「買います買います」
 「食事つきやで」
 「奢らせて頂きます」
 「ホンマ?(パアア)楽しみにしてるわ!(はあと)」


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


初書き滝雛。
(たぶん)W誌の伝言版を見てちょっとーなんなの的に書いたと思われ。
今もむかしもわたしにとっての滝雛って、変わらずこんな感じ。

過去 未来 目次 マイエンピツに追加