a Day in Our Life
2002年02月15日(金) |
チョコと嵐とバレンタイン。(捏造嵐楽屋SS) |
「おはようございま〜す」
いつものように元気よく挨拶をして楽屋に入ると、俺以外のメンバーは既にもう、みんな来ていた。部屋の中にドン、と存在感タップリに置かれたテーブルに集まって、思い思いにくつろいでいる。 それで俺もみんなのところに小走りに寄って行って、鞄の中から用意してきたものを出した。 「ねえねえ!今日はバレンタインじゃん!俺、チョコレート買ってきたんだ!」 ちゃんと昨日デパートに行って選んで来たんだ。メンバーの好きそうなブランドとか、包装とか、もちろん味とか。そうゆうの、考えて買ったんだよ。 「翔くん翔くん、チョコレート。はい!」 まずは一番気合をいれて買った翔くんのチョコを差し出す。 翔くんはああ見えてイベントとか大好きだし、自意識が高いし。ブランドとか拘るタイプだから、女の子の間でも人気のブランドチョコのにした。チョコとかって、気にもしてなかったけどさ、高いんだよ結構。ビックリした。 「・・・・・翔くん?」 俺が差し出したチョコレートには気付いてないみたいで、翔くんはぼんやりとしている。 いや、ぼんやりっていうか。・・・惚けてる? 「ダメだよ松潤、今話し掛けても。翔くんいま天にも昇る気持ちだから」 伺うように翔くんを覗き込んだ俺をたしなめるように、大野くんが読んでいた台本から目を離した。主演の舞台の真っ最中の大野くんは、ここずっと台本を手放さない。 「なんかあったの?」 「うん、それ」 顎でぐい、と指し示す。示された先の翔くんの手に握られたものは、、、、、 スニッ○ーズ? オナカが空いたら〜でおなじみの、見覚えのあるロゴが目に入る。ピーナッツギッシリでお腹満足、、、って、別に俺ら弁当あるんじゃん? 「ツカモトくんに貰ったらしいよ」 「えっ、マジ!?」 「うん、マジ」 「うわあ、、、それは翔くん、有頂天だ(笑)」 「うん、だから有頂天。っつか昇りつめていま、軽い放心状態?」 「あはは、振り切れちゃったんだ」 分かりやすい翔くんも面白かったけど、無表情で淡々と事実を告げる大野くんも面白かった。よかったなあ、とこっちまで幸せ気分になった俺をよそに、その大野くんがまた淡々と爆弾を投下する。 「まあでも、実際は徹夜ロケ明けの翔くんに、労いの意味で渡してくれただけみたいなんだけどね」 カロリーメイトみたいなもんでしょ。エネルギー補給? ああそう・・・・・(涙)。 っていうか、大野くん(涙)。 そんな俺らの会話には全く気付かないで(すぐ横にいるのに気付かないってすごいなあ)翔くんは相変わらずぼんやりしている。こんな姿、ファンの子が見たら泣いちゃうんじゃないの。 それでも翔くんは嬉しそうだったし、そんな翔くんを見てる俺も嬉しかった。 大好きな翔くんが大好きなツカモトくんから貰ったチョコ(いやまあ、スニ○カーズだけど。いいんだ内容は問わない)じゃあ、俺のは敵わないなあ。 とりあえず手に持ったままのチョコは翔くんの手元に置いておいた。
「あっ、大野くんにもあるんだよ」 ごそごそと鞄を探って取り出したチョコを、大野くんは一瞥して、それから。 「あ、俺いま舞台やってるし、太るとマズいからいらない」 ・・・・・・・・・・・・・(怒)。 いいけど。 それでもこれ見よがしに大野くんの目の前に置いてやって、それから目線を転じる。そういえば、いつも悪ノリして翔くんをからかってるニノと相葉ちゃんが今日はおとなしいな、と思って見ると。 「…なにやってんの…」 「あー松潤。どうにかしてよーこの人(涙)」 見るとニノが相葉ちゃんにぴったり寄り添って幸せそうな顔をしていた(笑)。 「あ〜〜松潤〜見てこれ、相葉さんにチョコレート貰いましたよ〜」 俺に気がついたニノが嬉しそうに四角い箱をヒラヒラさせる。相葉ちゃんからのチョコだって。珍しい。 「だって、欲しいって言うからさー」 コンビニで買っただけなんだよー。それでも相葉ちゃんは振り払うでもなく、されるがままになっている。結局なんだかんだと、仲いいんだよなあ、このふたり。 「じゃーニノもいらないかなあ。もうー折角買ってきたのにさー」 ブツブツ言いながら、それでも半分夢心地のニノにもチョコを渡しておいた。受け取ったことは受け取ったからいいや、もう。 「あとは、はい、相葉ちゃん」 「あ〜〜アリガト***」 相葉ちゃんだけだよ、普通に受け取ってくれたの…(癒)。
用意しただけのチョコをやっと渡し終えて、テーブルをぐるりと見渡す。 なんかさ、よく考えなくてもさ、嵐ってさ。
(・・・バカばっかりじゃん・・・・・・・)
せめて俺だけはしっかりしようと誓った松本潤、18歳のバレンタインだった。
■■■ハッピーバレンタイン。(2回目)
ああもう、なんだろう・・・これも・・・。 いやス○ッカーズを貰って喜ぶ翔くんが書きたかっただけってね(笑)。あれもチョコはチョコだっていう(笑)。それだけなんです。あと個人的にニノアイを書いてみたかった。それだけで。ああすみません。まあ垂れ流しポエムなのでお赦しを。(開き直った)
なんだろうなー不発っていうか。(書いておいて) なんだろう書きたい小ネタがありすぎて纏まらない収まりきらないって、すごい(笑)。
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