a Day in Our Life
2002年02月01日(金) |
風邪サクツカ。(タカシメールより捏造) |
「はっくしょ!」 盛大に出たくしゃみに、隣にいた翔が眉を顰めた。 「風邪?」 「ん〜…昨日ぶっ倒れてさ…点滴打ったんだよね」 そう、昨日は最悪だった。折角のオフだったのに高熱を出して倒れてしまった。点滴を打ったのもはじめての経験で。 ところがそう言った途端、翔の表情が目に見えて変わった(ように見えた)。 「バカ!なんで早く言わないんだよ!」 バカ。って言った? 風邪を引いてバカ呼ばわりされるとは思わなかった。 ああ、そうかよ。へーそうかよ。体が資本のアイドル様は、風邪菌の近くにはいちゃいけないってことね。さっさと澄んだ空気のところに行けば。こっちだって移して恨まれたくねえし。 勝手に解釈してムカついてる俺をよそに(病気の時って被害妄想気味にならない?)、翔はおもむろに半纏(っていうの?バンビが着物の上に着てるアレ)を脱いだ。 「着てろよ」 ふわりと掛けられる。…あったかい。 「…て、そうじゃなくて」 「なにがそうじゃないんだよ」 思考と言葉がごっちゃになってる。ああ、また熱上がったかも。 「いいよ。ただでさえ薄着なのに、翔が風邪引く」 気持ちは嬉しかったけど。勝手に疑って勝手にけなした引け目もあって、やや乱暴な動作でそれをつき返した。 「なに言ってんだよ、病人のくせに」 暖は取ってたけど。薄い着物が木更津の強風に煽られて、見るからに寒そうで。それでも寒い顔をしないのは、さすがだと思った。鍛えられてるっていうのかな。アイドルって凄い。そう思うから言うのに、翔は諦めなかった。つき返された半纏をカウンターで押し付けてくる。 「このままじゃお前が病人になるつってんだよ」 「いいから着ろよ」 「いらない」 「着ろってば」 「い・や・だ」 しばらく押し問答を続けた。なにをこいつはムキになってるんだろう。 ふと翔が手を弛めて。じっと覗き込まれる。 「高史の風邪ならむしろ引きたいよ。だからおとなしく着てな」 子供をあやすように、頭を撫でられた。 翔のこういうところが狡いと思う。こういうときだけ年上ぶって、分かったような顔をする。優しく頭を撫でられて、なにも言えなくなった。笑いかけられたその顔がキラキラしていて(アイドルの微笑みってやつだ)、絡んだ目線を逸らせなくなった。 「・・・サンキュ」 綿を含んでモコモコした半纏に袖を通す。ふわりと包まれた暖かさがまるで翔に抱きしめられてるみたいだなんて。恥ずかしくて言えなかったけど。 「・・・余計熱上がったかも・・」 ぽつりと呟いた言葉を聞き逃さなかった翔が、うそマジかよ?なんてオデコをくっつけてくるので。風邪よこの馬鹿者に移ってしまえ、と真剣に思った。
こうやってキャッツ愛の面々は次々と風邪に倒れていくに−5000点。(ハズレ) タカシメルにうっかり萌えて、朝から濃〜く送ったポエム。
いい加減名前を表記しないわけにはいかなかったので、検索よけもかねて反転かけてみましたが、どうやら鉛筆は履歴に載っけちゃいやよを選択すると検索にもかからないようですね!ブラボー!まあしかしとりあえず、うっかり読んじゃったわよオエエ(吐)を予防するためにも。ははは。すみませんアホで。タカシは年上にかわいがられるタイプだろうとはタカツカやマツツカのときも思いましたが、出来れば「翔」と呼び捨てにして欲しい希望。とか言いながらまんまと「蒼佑くん」だったんだけどね。だって翔くんじゃまんま蛇ニーズみたいじゃん(笑)。
■■■表日記に素で置いていたサクツカ。ちなみに噂のタカシメルは以下のような。
□□□2002/02/01/09:09 こんにちは、塚本です。「木更津キャッツアイ」は見てくれていますか? 『空き時間の5人はどんな感じ?』という質問が多かったけど、待ち時間でも本当にドラマのまんま、あんな感じですね。 木更津でのロケの毎日で一番大変なのは寒いことかな?実は風邪でぶっ倒れたんです。生まれて初めて点滴というものを経験しました。メンバーも次々に倒れてます(笑)。 寒さに負けずに楽しく真剣にやってますから。絶対見て下さい!! 高史
|