2001年02月02日(金) |
ハッカー飯島×チェリーマコト(前世三村) |
きっかけは、すっげえいい加減。 エロ画像とか出会い系サイトとか見たかったとか。 とにかく、女のことしか頭になかった。
中学のとき、渋る親をテストの点を上げるで釣って。 なんとか手に入れた『パソコン』
周りに持ってるヤツいなかったから、一人でこれと格闘して。 なんとかエロサイトを見れるようになったり。 そんときは、エロ画像見れるからって喜んでた。 けど、それから出会い系サイトとか探したりしてるうちに、『パソコン』そのものに興味持って。 気づいたら、ヤバイとことか侵入できたりハッカーみたいな真似事出来るくらいハマるようになった。
俺と『パソコン』 すっげあわないんだけど。
でも、なんかパソコン触るのが自然な気がする。 ハマるのは当たり前って気がする。 指が、自分の指じゃないみたいにスラスラ動くんだ。 『闘打』なんか1日で全クリアした。
ずっと、『パソコン』に触ってたような気がする。
変な夢を見始めたのも、パソコンにハマってからだ。 夢の中で俺は必死にパソコンに向かってた。 必死に、死に物狂いで。 けれど、世界は崩れ去る。 そこで、いつも目覚める。 目覚めて、傍らに誰かを探してる。 誰だかわからないのに。確かにそこにいたはずの存在。 それが、いなくて胸が痛くなったり。
夢のような、でもリアルな。
そんな時、アイツに出会った。
その時ちょうど、ヤバイウイルスとか広まってて、それを壊すのをおもしろがってやってた。 いつものようにネットサーフィンしてたらかわいい女の子が助けを求めてたから、そのサイト覗いてみたら、すっげおもしろいウイルスに侵されてて。 おもしろいと思って、ただひたすら解読してた。
まあ、結局壊されたんだけど。 そのウイルスを蒔いたヤツは中々の腕で、しかも結構悪い感じで。 なんか、興味を持った。 コイツに逢ってみたいと思った。
それから、なんとかつきとめてコンタクトとって。 色々話してるとおもいろいヤツだなと思って、益々逢ってみたいと思った。 だから、「会わないか」と送った。そしたらすぐにオッケーの返事がきた。 どうやら、コイツも俺に会いたかったらしい。
待ち合わせに現れたのは、想像よりもすッげオトコマエなヤツだった。 背も俺より高くて、顔も(悔しいけど)かっこよくて。 だけど話すと中々の性格で。 そのギャップがおもしろかった。
気づいたらけこうな時間になってた。 「どうする?」 アイツに問いかけた。 けど、ホントはもう少し一緒にいたかった。 このまま離れるのはイヤだった。
『もう、離れるのはイヤだ』
そう思ったのはなんでだろ? 初めて会ったヤツなのに、前に離れ離れになったような気がするのは、なんでだろ? コイツに名前呼ばれると安心するのは、なんでだろ? 時々触れ合った肩の温もりに安心するのは、なんでだろ? わからない。
けど、もう少し、一緒にいたい。
「俺んちに来ない?」
頷くアイツに嬉しくて抱きついた。
やっぱり、この腕の中が安心する。 なんでだろ?
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