それでもお話は続く? Copyright (C) 2002-2012 Milk Mutuki. All rights reserved
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アルクは悩んでいた。 「ねえちゃんにはあんなこといってきたけど、仲間集めなんて今できる状態じゃないんだよなぁ」 町に出て何度目のため息か・・ 彼は町でも実は結構悪といわれるグループに入っていた。 もちろん姉のアークもそんなことはお見通しで旅に出せば町も静かになり彼の仲間ならよほどでなければ危険もさせて通るだろうと助手に選んだというわけだ。 「おい、アルク」 「ぅおっ!!」逃げようとするアルクの肩をむんずとつかむ大きな手 「逃げたって遅いぜ、姉ちゃんが偉くなったって家族は別だからな」 「・・・・・しかたないな・・・それでもおいら語部様の助手だぜ」 「はっ、偉くもなんともねぇじゃねぇか。お前は旅するだけってことだろう?」 「ああ、それで人数集めようと町に出てきたんだよ」 「今のお前についてくるやつなんざ、いねぇだろうよ」鼻で笑う大男 「わかってるけど、頼まれた以上集めなきゃいけねぇし1週間で旅支度しなきゃならねぇんだよ。」 「ぅわっはははは、1週間後お前が旅に出るのは雲の上だろうよ。」 「そういうなよ、グァング・・・・・・・・・いや、今お前が総領だからウルフか・・。」 「元ウルフさんよ、きっちり決着(けじめ)はつけてもらうって約束だったよな。」 「ああ、総領辞めるときは死んだときか捕虜になったときだけだったな。ある意味捕虜になったのと同じだと思うんだがな・・」 「まぁ、その辺はやつらが決めることだ。俺を選んだときのようにな。」 「・・・・」 「今夜いつものところにみんなを集める。忘れずに来い。」 「忘れなかったらな」 「忘れてたら明日の朝のお日様は浴びれなくなるぜ。」 「あ〜わかったよ。」 グァング、いやウルフと呼ばれた男は去っていった。 「あ〜相変わらず馬鹿力だぜ。後残ってやがる。仕方ない、一か八かだ。夜にかけるか。」アルクはなじみの酒屋へと姿を消した。
創作中wで書いていましたが出来上がってないっぽいタイトルなので「それでもお話は続く?」に変更しました。なんせ自分にすごいノルマ拾ってきてしまいましたので・・あたしがサボってもお話は続いていく・・・ってあたしが書かなきゃ続かないのかw
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