ネコヤシキ日笑
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2002年03月27日(水) |
雨/うた/桜/CW-X |
雨。
雨用の装備をして、山道を下る。 足下、いっぽいっぽ。言葉が少なくなる。 杖をスキーのストックのように使って、とことこ降りてゆく。
ひるに雨があがる。 日が差した瞬間、「わあ!」といっせいに声がする。
Here comes the sun!
ビートルズのその曲、 ハートというグループの Never Never…と繰り返す曲、 それから、…火の山へ 登ろう 登ろう フニクリフニクラ…という歌、 それらが繰り返し繰り返しアタマのなかでリピート。
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登山靴のかかとが壊れ、「靴が笑う」状態になってしまった。 みんなに待ってもらって、運動靴に履き替える。 手足では、あわてて靴を取り出して、靴下から履き替えて、荷物を入れ直したりしているのだが、なんだか可笑しくて、あはははと笑ってしまう。笑っている場合じゃない、とアタマではわかっているのに。 靴だけでなく、ニンゲン(私)も、どこか壊れている。
里に下りてゆく。 雨上がり、山肌に、霧立ちのぼる。 川縁の桜木から、花びらが、ひらりひらり飛んでくる。
八朔を割って食べ、蕗を煮たのや、たっぷりのやまかけうどんを食べ、珈琲のある店にも寄って、宿に入る。
お寺の近くの畑のあいなかに、みごとな枝垂れ桜が2本、ちょうど今を盛りと。 枝の下に立って見上げると、そらから花がふりそそぐ景色。 花のもとにて…西行の詠んだような。
食事が美味しい。お風呂が3人入れるくらい大きくて、手ぬぐいタオルが置いてある。それだけでひじょうにうれしい。
なんだか余計なことまでしゃべったり、しゃべられたり(と感じたり)、余計なことまでしてしまったり、し足りなかったり(と感じたり)。
夜9時には就寝。
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脚は、疲れてはいるが、なんとか保っている。 いろいろなもの、人に頼っている。 今回特に、CW−Xというサポーター(コンディショニングウェア)に助けられている。確かに脚をサポートしてくれている実感しきり。弱脚の私には、これなしには今日の道は歩き果すことができなかったかも。 痛みを抑えるインドメタシンの入った塗り薬貼り薬にも助けられている。 お遍路用の木の杖(金剛杖)にも体重をかけて頼っている。また短くなる。
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