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2006年01月30日(月) 『ベガーズ・オペラ』前楽

<場所>日生劇場D列37番
<時間>
 1幕18:30〜19:30、2幕19:50〜20:50、3幕21:00〜22:00
<出演>
 フィルチ(トム):橋本さとし、マクヒース(マッコリ):内野聖陽
 ルーシー(エリザベス):島田歌穂、ポリー(マーガレット):笹本玲奈
 ピーチャム(ジョン):高嶋政宏、ロキット(ジェームズ): 村井国夫
 ミセス・ピーチャム/ダイアナ・トレイプス(モリー):森公美子
 老役者:金田龍之介
 入絵加奈子、高谷あゆみ、山崎直子、山崎ちか、泉里沙、宮菜穂子
 小此木麻里、三谷六九、水野栄治、小西のりゆき、Kuma、
 川本昭彦、幸村吉也、照井裕隆、村上勧次朗、原田優一

ベガーズ観劇3回目。
ようやっと楽しみ方が自分なりにつかめた感じ。
2回目はSSだから、全然違う舞台を観たようなものだし、
2回観て、何となく納得できるのかな。楽しかった。

初回、内野@マクヒースが全然色っぽくなくて、
やっぱり私は内野さん演技は苦手なのかなぁとか
思っていたけれど、間違いだということがやっと分かって。
「内野@マッコリが素人演技しているマクヒース」だから、
マッコリの不器用さや真面目さが見えてしまっていて、
色気バシバシのマクヒースになりきれなくてOKなのね。

そう思って、下っ手くそな演技を楽しんでいたら、
階段でかっこつけてポーズ決めてる場面とかなどは
後ろに、演出家:トムの姿が見えてきたりとか。
トムがマッコリに「こんなふうに・・・」とか言いながら、
振り写しして見せてる場面とか浮かんで笑っちゃった。
絶対マクヒースって、マッコリよりトムの方が似合う。
トムってば色男なんだもん。女といて似合っちゃうし。
そして多分マッコリは、フィルチが似合うんだろうな。

だったらトムが脚本・演出・主演しちゃえばいいのに、
なんて思いつつ観ていたけれど、やりたくないのかな。
多分、自分で全部把握してないと嫌なタイプなのかも。
セットチェンジやら、キュー代わりの台詞やら、
みんなみんなこなしながら、やたら真剣に楽しそうだし。
こんな姿見てたら、つい惚れたりしちゃうよなぁと、
思わず見とれてしまいながら思っていたり。

でも、そういうトム相手だと考えると、
マーガレットがベスに勝てないのも当然という気も。
だって、結構大根さんなマーガレットに対して、
ベスってば、泣かせてくれるんだもん〜。
ルーシーというのがおいしい役だってこともあるけど、
女狐がオスの狐のことを思って歌う歌とか、すごいし。

初回でものすごくインパクト大だった、
ダイアナ&ロキット&ピーチャムの低音三重奏も、
やはりドドド〜ンと迫力で恐ろしく楽しめている反面、
ジェームズじいちゃんが、孫たちを呼んでる姿も
かわいくていいなぁと思っちゃったり、孫2人が
割といつもくっついてて微笑ましいなぁと思ったり、
そんな方向にも気が行くようになってきて、
やっと、この舞台、全部を楽しめてるのかなぁと。
「もっと観たい」と思ったら、もう楽日。残念です。



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