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2006年01月14日(土) 『パウロ』

<場所>天王洲アートスフィアC列13番
<時間>1幕16:30〜17:50、2幕18:05〜19:15
<出演>
 パウロ:野沢聡、マリア:森奈みはる
 ステファノ:山形ユキオ、 シモン:野沢トオル
 リディア:寿ひずる、ローザ:雪路かほ
 アンデレ:山本匠馬、ジョナス:石川剛、マルコ:清水隆伍
 司祭ガマリエル:金城功、ラケル:津山智
 赤座浩彦 粕谷佳五 坪井美奈子 一井優希
 菊池砂織 栗原由佳 駒形繭子 塚本貢子

う〜ん、イマイチ。
体調が悪くて、途中で抜けたりもしたけれど、
それ以前から、これってどうなのよ?モード。

いや、最大の戦犯が主役なのか脚本なのか、
その点は、つかみかねてはいるのですが。
でも、主役がひどかったことは確かだよ。
セリフも歌も役全体、身に入ってなくて嘘っぽいもん。
「奇跡」を表現する舞台で、感情移入どころか、
主役がその人間に見えてこないって辺りでダメでしょ。
声だけはいいんだけどなぁ。ただの「音」だった感じ。

でも、ぶーたら文句言いながら観てた中にも拾い物あり。
野沢トオル@シモン。パウロの地元仲間の落ちこぼれ君。
初めて観た役者さんだけど、彼がいる場面は安心できた。
ちゃんと演技してる人の方が少ないってどんな舞台や(苦笑)
後は、久々に観たユキオさん。ものすげ〜魂入ってた。
どんなに陳腐な歌詞でも、強引な説得力がある。
こういう役だと、偽善だと思わせたら終わりだけれど、
引きずり込ませる勢いに、やられたなぁ。森奈さんとの
デュエットは、声質が違いすぎてすごかったけど(^^;

目的だった、これが舞台デビューの山本匠馬さん。
地元仲間たちの一番年下で「弟」属性だったのもあって、
割りと無難によかったかも。デビューとしては合格点。
可愛らしい雰囲気が似合っていたのとか、事務所で
撮影会開いたりしてたのもあって、ファン増えたかも。
彼に関しては、ちょっと安心して見届けられたから、
まあ、その点では来てよかったかなと思った舞台でした。
良かったから再演されたという吉野圭吾さん時代に
観ておくべきだったかな・・・。



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