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2005年07月11日(月) |
『the Last 5 Years』 |
うちの職場は昼休みは「いいとも!」がついてます。 でも、女16人が狭い部屋でしゃべっているので、 音なんて全く聞こえません。ついてるだけ。 それでも、毎週の慎吾のコスプレチェックだけは 慎吾のMyブームが分かって楽しいので 欠かさないのですが、今日のは何か分からん・・・。 真っ黒なずるずる服で、隣近所と「何だろう?」と 悩んでいたのですが、エンディングで分かりました。
「ライトセーバー持ってるじゃん!」SWでした。 エピソードシリーズに入ってからまだ一度も 観ていないので、全然、思いつきませんでした。 割と好きだけど、どうも見に行くチャンスがなくて。 旧シリーズからまとめて、耐久10数時間とかで 上映してくれる映画館、ありそうで見かけないし。 あったら誰か、一緒しません?
でも今日は、ベイダー卿な慎吾見ながらも、 「局長〜!今日は副長観てくるよ〜!」モード。 久々の山本君舞台ですもん。ファンじゃないけど。 山本君単体でファンのつもりはないけれど、 やっぱり一年のすり込みは大きいなぁと、 本当に魅力的だったなぁと思う今日この頃です。
以下、あらすじ付でネタバレしています。 観る予定のある人は、読まない方が面白いかも。 でもやたらと長い文章の8〜9割は、 「山本君、かっこよすぎ〜!」話かも(笑)
『the Last 5 Years』
<場所>シアターX、D列15番(センター) <時間>19:00〜20:30 <出演>ジェイミー:山本耕史、キャシー:Nao
もう、とにかくの感想は、 「ジェイミー、かっこいいぃぃぃっ!!(*^^*)」 特に前半なんて、ちらりと視線が回ってくるたび、 うわぁぁぁ(^^;と、脳内で じたじた足踏みしてしまう私。 あんまり素敵で悩殺されていて、後はもうどうでも。 いや、「山本耕史、サイコーッ!」ではないので、 ちゃんと舞台は観ていると思うのですが。 昨年、土方の視線に悩殺された覚えのある人で、 舞台全体の出来を最重要視しない人なら(苦笑)、 観逃す手はないですぜ、って感じでしょうか。
作家を目指している兄ちゃんと 女優志望のお嬢さんが出会って恋をして結婚、 ガンガン成功していく兄ちゃんと、自分の才能の 限界に気づいて悩むお嬢さんとの溝が深まり、 結局は別れてしまうまでの5年間の話なんですが、 いやもう、その、学生時代にちょろっと書いた話が ツテをたどって偉い人に読んでもらったら拾われ、 とんとん拍子に売れっ子になったという兄ちゃんの、 その華やかな天才性、純粋な愛情の注ぎ方、そして 「できない人間」を理解しない残酷さが似合いすぎ。
若くかっこよく才能あふれ、運にまで恵まれて、 あっという間に売れっ子作家になったジェイミーには、 「頑張ってもできない」キャシーが全く理解できない。 前半の、幸せそうな恋している姿には、ひたすら す・て・き〜♪と溶けられましたが、後半は辛かった。 「あなたのパーティーに行くのが嫌」と言うキャシーに 「君の才能を信じているからこそ君を愛したんだ」なんて 励まし、どんなに優しくても辛くて拒否しかできないから。 もういい!と吐き捨てられても、まだ好きだから辛い。
この歌、高さも位置も私の席の真正面だったので、 余計にもう目も合わせたくなくて俯きたくなりながら、 ボロボロ涙出てきても ぬぐえなくて、困りました。 彼のことがこんなに好きで、彼も私を大切に 思ってくれていて、でも、どうしようもなく辛くて。 こんなに輝いている彼を、誇らしい気持ちもまだあり、 でも、憎くてたまらない気持ちにもなっている。
何か、観終わって、とても不思議でした。 私、山本耕史って、何でも器用にこなすけれど、 これというものがなくて、舞台だとイマイチな人だと 常々思っていたはずなのに。でも、やたら引き込まれた。 歌の表現力も、こんなにあったっけ?って感じ。 仕立て屋さんの物語の歌なんて、ドラマを感じたし。 昨年で、自信やプライドと実力がうまく伸びた結果、 バランスが取れて、そこに似合った役柄だったからかな。 こーんなに魅力的だったっけと、観終えてやや呆然。
ただ、舞台として出来がいいかと言われると、難あり。 ジェイミーの5年間は、過去から現在へ進み、 キャシーの5年間は、現在から過去へさかのぼる形で 表現される構成なのですが、全然 活かせていないし。 Naoさん、歌手とは思えないほどクセのない素直な歌で、 声もきれいだし歌詞も聞きやすかったのですが、 悪い方も歌手とは思えないほどで、歌いこなせていない。 ちびコゼちゃんたちみたいに「頑張ってて可愛い」。
だから、嫌う理由もない凡人として可愛いキャシーと 思えなくもないと、一応は言えなくもないですが、 演技力でやっている訳ではないので、キャシー側の 時間軸を全く感じられず、構成の妙はどこへやら。 いや、好意は感じているんですけどね。だけどせめて、 ジェイミーと出会った時、彼が何かを感じたはずの そんな女性ではあって欲しいなと思うんですけれど。
舞台正面の、今現在の時間を表示していた時計が (開演5分遅れたら、ちゃんとその間も進んでました) 大きくなったりクルクル回ったり、消えたり、 壁の窓も場面ごとにブラインドやカーテンに変わり、 照明やセットもきれいだなぁと思った舞台でした。 音楽は、日本語を乗せにくい曲が結構あったかな。 山本君の方が曲調的に不利だけど聞き取りづらかった。 舞台としては、あれもこれも文句つけたいところが 結構あるけれど、あのジェイミーと、1時間半、 一緒にいられたから、それだけで思い切り満足です。
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