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2003年01月19日(日) |
稽古場見学会レポ(長文)。 |
友人に誘われて『ミラクル』の稽古場見学会に行ってきました。 当たったから行かない?と言われただけなのですが、 そんなものがあることすら知らなかった人間としては、 まさにラッキー♪な世界。好きなんですよ、この舞台。 頼まれたので、感想よりもなるべく細かめのレポを。
会場はアトリエフォンテーヌだったのですが、 最初に通された2階には普通の折りたたみ椅子が約10脚×4列。 ゆったりと部屋半分を占領して並べられた椅子を見る限りでは、 そこで演技の稽古ができる感じじゃないし、疑問だらけで。 でも、劇団の方がいらして説明してくださったことによれば、 人数が多かったため、急遽2チームに分かれて見学になったらしく、 私たちは後半に見学で、先に少し劇団の方による説明会ということ。 現れた男女各1人のうちの女性の方は、『HONK!』で 子アヒルを演じていた味岡えり子さんで、すごくラッキー気分。 間近で見ても可愛い〜♪と、ホクホク喜んでしまって。
ただ不思議だったのは、その内容が「ミュージカルとは?」。 「この中でミュージカルをご覧になったことがある方は?」から 始まって「ミュージカルに必要なものは何でしょう?」と続く。 不思議に思って、どういう経緯で手に入れた招待かと友人に聞けば、 案内ハガキが来て、申し込んだら入場券が届いたという話。 最初の案内ハガキって、どういう人に出していたんでしょう? てっきり、前回の『ミラクル』か別のフォーリーズ公演で アンケートを書いた中から無作為で届いたんだと思ってたのですが、 なら、ミュージカルを観たことない人がいるわけないし・・??
今回の『ミラクル』では横瀬さんの曲が増えたことや、 2幕で不評な場面を大幅に作り替えた話などもお聞きしたり、 旅公演では新鮮な反応があって面白い、逆に東京公演だと お客様が恐い(^^;みたいな役者さんの正直な気持ちも聞けたりで、 楽しかった約20分後に現れたのが、駒田一&井上一馬コンビ。 ちょうど、劇団の方が、壁に下がった一馬@エラソーニが使う 肉じゅばんの説明をしているところに現れて。
さすがというか異様なハイテンションで またでかい声で現れ、 「稽古では、じゅばんの代わりにクッション入れてるんですよ。 この間 家に遊びに行ったら同じ柄のソファがあったんですけど、 そこには今クッションがないから座ると硬いんですよー」とか、 「旅公演ではですねー、各地の名産品を売り歩くんですよ。 演鑑の担当の方に、誰でも知ってて受ける名産を聞いて、 自腹で買いに行って売ったりしてるんですけどねー」とか 笑い話をひとくさり、舞台用だね(^^;って大音量でしゃべり、 場を仕切りまくってテーマソングの練習を全員にさせて、 「では、下でお会いしましょう!」と、速攻で消えていって。
そしてようやく、地下の劇場で稽古場見学。 小さな劇場の客席部分まで全部を横に使っての稽古で、 劇場後部のピンスポなどを置いているだろう部分から見る。 稽古場の上手の上部が自分達で、自分たちの左手右が舞台奥の設定。 ・・・ので、高くて柵がなくて狭くて恐い(^^;でもよく見える。
見せてもらったのは3曲。 ダダとエラソーニが、アルに はじめましてする場面と、 ママって何?の話をする場面と、♪ようこそ嘘の世界へ。 助監督さんと歌唱指導さんが指導してたんだけれど、 さら〜っと聴いている分には何も分からない点をどんどん指摘。 いや、普通の人には気になるのかもしれないけれど、ブレスの 位置がそろってないとか、意味合いが違って聞こえるとかの点。 意味が違って聞こえたら気づくだろうし大問題だけれど、 大人数で歌ってて1人が違うところでブレスしてたって、 私には全然、分からないよぉ(^^;でも、それが問題なのね。 「歌稽古の時には、ここでブレスしなくてもいけるって 言いましたよね?」って。うひゃぁっ!って思いつつ見てた。
そして、歌いながら踊ると出てくる違いとかも。 「ママは もっともっともっともっともっともっと・・・」 という歌詞で、ダダとエラソーニが左右にテンポを取る振付。 さすがに最初に流して見た時にも あれ?と思ったけれど、 駒田さんと一馬さんでテンポの取り方が違うのよね(^^; 裏拍、表拍って、私にはよく分からないんだけれど、 どちらかがどっちか、片方が違う方でとっているみたい。 駒田さんが正解だったらしく、ずーーっと2人で歌いながら、 「もっともっともっともっともっともっと・・・」と左右に揺れてて、 もう、この場面多分、笑いなしでは見られないよーって感じ。 こんなおかしいの、練習中に見ていて、本番で 笑わないでいられるだけでも、役者さんたちってすごい!とか、 バカなことを思いつつ見ていました。いや、我慢しますけど。
見学自体も、3曲+テーマ曲を歌うだけの わずかな時間。 でも、お邪魔させてもらって おまけまでついてきて、 すごーく楽しい時間でした。ついでに何か引換券ももらって。 本番当日(東京では1日のみ)に劇場にその券を持っていくと、 秘密のプレゼントがもらえるらしいので、それも楽しみ。 駒田さんの言を借りれば「100万倍きれいな気持ち」になる 舞台で もともと好きなのですが、もっと楽しみになったかも(^^)
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