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2002年12月06日(金) ダンスアクトシリーズVol.2『スターダストin上海』

2日遅れの日記です。
今は既に8日の夕方だもんなぁ・・・。

さっきテレビで見た新しいミス・ワールド、
ミス・トルコだというから期待したのに、
顔立ちは整っているけれど可愛い系で残念。
個人的に友達になりたいタイプではあるけれど、
もっと、ぞっとするほどの美人もいるはずなのに。
数年前に優勝したミス・ギリシャの人なんて、
強い男が征服したくなるのは こういう女だろう!と
心から納得するような、クレオパトラもかくやと思う、
濃くて、圧倒される迫力を持った特上美人でした。
美人コンテストならやはり、美人を選んで欲しいよう。


で、『スターダストin上海』。
踊り系の舞台は、言葉に頼る私にとっての鬼門ですが、
私が苦手だったり興味のない舞台を避けていると、
NIRO君には永遠に会えない気がしてきたので、
思い切って取った舞台。他の出演者は全く知らず。
1時間半なら、飽きたって耐えられるさという、
マイナス思考で行った割に、随分、楽しみました。

結構たくさん、ナレーションがあったからかな?
『水滸伝』の英雄が生まれ変わって集まってるバーが
上海にあって、何となく惹かれてやってきた男が、
喧嘩騒ぎを起こして店の人間に助けられ、でも何故か
助けられた後、彼らに警戒されていたのは分かった。
それだけは分かった。後でパンフレット見たら、
いろいろ書いてあったけど、結局、あらすじは、
それだけ理解できればOKだったみたい。

NIRO君@バーテンは、最初から最後までかっこよかった。
特に最初の方の、自己紹介的にオーナー(西島千博)と
マネージャー(山本隆之)と踊る辺りは、魅せてくれた。
黒の皮っぽいコートに細身を包むのも似合っていて、
もう、モデルさんのように動作が全て決まっている。
団体で踊っていても目を惹かれてしまうのは、
多分、あまりに個性の違う踊りをする人たちの中で、
彼の動きが好みだからなんだろうと思いながら、
彼を観に行った部分では、99%満足していたけれど。

私の感覚が少し変わったのは、後半に入ってから。
銀色の衣装に身を包んだ男の子(吉本真悟)が、
やたら頻繁に出てきて踊るようになってからは、
気持ちのスイッチが切り替わってしまったようで、
オーナーや吉本君の表現一つ一つが気になって。
魅せるというより、語る踊りと言うんでしょうかね。
いきなり、ショーではなく芝居を観るぞモード入る私。

NIRO君と違って、直接こっちに訴えかけてくれない。
観客側を向いて踊る時も、観客が見えている気がしない。
ただもう自分で勝手にワールドを作っちゃってて、
その世界に観客たちを引きずりこむ踊りをされていて。

私は普通こういう踊りって、
内容が分からない場合にはスケートの3分程度が限度。
それ以上観てると理解不能でパニックしちゃうのですが、
ストーリーが大体分かっているおかげかな?溶け込めた。
銀色の子も だんだんと、魂の運び手かな?みたいに理解。
パンフレットによれば、時代を繋ぐ時の妖精(笑)だそうで、
当たらずとも遠からず。私にしてはすごい理解度。
あぁ厳しいなぁとか思いながら、時の静けさを感じてみたり。

でもね、吉本君や西島君ワールドにひたっていると、
NIRO君の踊りを堪能できないんですわ。モード切替が大変。
他にも1人、また違うタイプの踊り方で目を引いて、
目の端で ずっと気になっていた人もいたんだけれど、
キャ〜ッ!!と、お願いポーズで見たくなるような踊りと
西島&吉本君に(私の頭の中では)代表されるバレエ世界の間で
頭切り替えるのに精一杯の私には、そこまでチェックできず。

これって、舞台としての出来は悪いんだろうな、多分。
各々の踊りもバラバラのままで、個性を持った人たちが集まって、
1つの世界を作り上げたという印象にもなっていなかったし。
でもまぁ、『水滸伝』の、絶対 互いに合わなそうな魅力が
100人以上もウゾウゾと存在している感じには似合ってるかも。
幸い、晁蓋役の西島君にも惚れたから、彼を頭領として
集まっていく感じは理解できたし、面白かったです。



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