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2002年09月21日(土) |
「九月大歌舞伎」歌舞伎観劇3度目♪ |
どうして、16:30〜の舞台を観るために家を出たのに、 帰宅が翌朝7:30を回っているんだろう・・・・・。 久々に徹夜カラオケなんてしてしまって、もうボロボロ。 ホットカルピスにコーヒーに烏龍茶と、ノンアルコールで お腹に悪いものもなかったはずなのに、腹痛&頭痛&目痛。 案の定、10時からのチケット取りも寝坊しちゃうし。 なんか毎年、誕生日近くにはムチャやらかして死んでる。 それなりに体力に焦りでもあるんだろうか(苦笑)
大河ドラマの撮影に入っちゃう前に、もう一度、 市川新之助君を観ておきたいという友人に連れられ、 九月大歌舞伎『上意討ち』『お祭り』観てきました。 私自身の一押しらしい、尾上菊五郎はいないものの、 菊之助もいるし気になっていた作品ではあるし。 しょせん、ミーハー以外の何者でもないのですが。
感想。 「・・・・・新之助かっこいい・・・・・。」
そんだけかいっ!という感じですが、まずはそう。 すっぽんのすぐ斜め後ろぐらいの花外席だったので、 花道で見得を切る時など、こんな綺麗な男がいるものかと。 でも見とれるだけだった本編を終えて踊りが始まると、 「いなせな鳶の若頭」役が最高に似合っていて、 顔の綺麗さよりも、かっこ良さが全身から吹き出る感じで。 獅子舞の獅子をかぶっていても、華やかさが溢れていて、 あれ絶対、新之助だよーっ!と何も知らない私でも思う。 獅子を取って首を振った時なんて、もう、口に出せない 「キャーッ!!」が体中に溜まって涙出そうでしたよ(笑)
ストーリーのない踊りなんて、絶対寝ちゃうと思ってたけど、 落ち目の殿様で、家と愛情に苦しむ・・というお話より、 似合う役柄で輝いていれば、そっちの方が楽しめるらしい。 歌舞伎よく観ている友人もそうらしいし、それでいいのかな。 菊之助も、本編を観ている時は イマイチと思っていたけれど、 首をうんと抜いた黒の着物の芸者姿で舞う方が数倍すてき。 菊之助は、乱心と言われた行動の理由を話す時の知性や 親族一同の前で、生きて この家を出はしない、 夫と添い遂げると言う場面の強さにもドキドキしたけれど。
私が歌舞伎に感じる魅力が「色」とか「華」だからかな? 「お家と愛情」とか「忠と友情」に挟まれる苦渋の話が、 しかも、最終的に納得できない矛盾に潰される話が、 どうも今ひとつ、盛り上がりきれなかった理由かも。 イヤホンガイドが「ここが、現代人には理解しがたい 部分かもしれませんが」なんて余計な解説入れるしね(^^; 1〜2幕と踊りの解説も、ちょっと多すぎたけれど、 3幕〜大詰の園田栄治さんのガイドは、邪魔すぎ・・・。 話は理解できるし、やっぱり要らないかなぁと思いつつも、 前回も1人だけはすばらしい解説を聞かせてくれた事を思うと、 やっぱり次回も、イヤホンガイド借りちゃう気はしますが。
後は・・・、団十郎も素敵だけれど、 今回の舞台なら、左団次の方が好きだったかな。 松也は、どう見ても本物の女の子のようでビックリ。 浅井篤之進の役は、菊之助版を見たかったかも。 今回の男寅は、せっかくの役なのに目立たなかった感じで。 でもまぁ何しろ、最高に魅力的な今の新之助が見られたし、 もう十分に満足してきた舞台でした(^^)
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