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2002年09月20日(金) 月影十番勝負第七番『愛の嵐』

村井オヤジ様、誕生日おめでとうございます〜♪

ま、今日観てきた舞台の感想については、また後日。
いやもう疲れ果てましたわ。
ちなみにタイトルは『愛の嵐』ね。終わり。


<以下、9/28に書き加えました>


・・・・・長い。
実質的には2時間15分と、そう長くはないはずなのですが、
30分過ぎた辺りで、既に2時間観ているような実感的長さ。
上演時間を知っていて観始めたので、そろそろ終わりかな?と
思った時点で時計を見て、後3倍あると知って気が遠くなったり。

何だろう?詰め込みすぎ、クドすぎ、のせいなのかな?
50分頃?に、演出家ファンの連れが体調不良で席を立ち、
1時間を過ぎた頃から、席を立つ人が目立ちはじめる。
つい彼らを見ながら「君らは正解」と心の中で呟き続ける。
1時間半を過ぎると、そろそろ限界に達してくるが、
もう1人の連れが「一応、エンディングまでは観る」と。
時々、彼女と目が合っては指で「後40分」などと確認しあいつつ、
ようやく最後まで見終えた感想は「終わって良かった!!」(笑)

それでも前半は、割とテンポが良かったと思います。
昨年の同じ河原雅彦作&高田聖子主演の舞台よりは、まだ面白かった。
「役者が頑張ってた」としか言えなくはないような気がしました。
何か、書いた人のトラウマが見える気がしないではなかったし。
でも何だろう?ちっとも本当っぽくない。『愛の嵐』なんて
タイトルなのに、「愛」も「嵐」もどこにも存在していない。
誘拐監禁に裸に同性愛にSM、過去のトラウマになる死もある。
すごーいことは いろいろあったのに、どれも何か上っ滑り。

それと、前回より目立って悪かったのは、言葉。
私が、話し言葉を書き言葉に変える仕事をしているせいか、
不自然なセリフ回しが気になって、仕方ありませんでした。
普段HJの河原さんは、脚本なしでその場で作っていくらしいし、
これは推測ですが、前回の脚本でも、実際に稽古に入ってから、
どんどんセリフを変えていったんじゃないかな?と思う。
今回は脚本だけで演出はせず、しかも書き上げた本人はその後、
他の舞台の稽古に参加していたからノータッチのはず。
そのため、脚本の不自然さがそのまま舞台に乗ったのかも。
そういう意味では、演出家の力量にも疑問は感じるのだけれど。

世間的には評判がいいらしいのが、私にはどうにも理解不能。
きっと、私と河原脚本は、絶望的に相性が悪いのだろう。
高田さんの見せ方の上手さと、アツヒロのマジっぽい若さが、
年齢差と重なって素を感じさせるのは、当て書きの面白さだし、
成志さんの詐欺のような下ネタノリとかは、まあまあ楽しめた。
でも、連れがいなければ途中で帰っていたという自信がある。
あぁでも、アツヒロの声が2時間半保つかどうか不安だったから、
それを確認するために最後まで観たという可能性はあるかな(^^;
アツヒロ、舞台続けるなら、お願いだから発声練習してくれ(泣)



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