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1999年04月19日(月) |
天狼爆笑サイバーミュージカル『隣の宇宙人』 |
※シアターV赤坂、¥6,000-、A-6(センター通路より2席目、最前列) 1幕:19:00〜20:00、2幕:20:20〜21:40(非常にアバウトです(^^;) パンフレット:¥1,000-
ヘロム:石原慎一、権田原昭一:佐藤昇、権田原ウメ子:くじら、 権田原姫子:花木佐千子、ウルドラマンエース:水木竜司、 権田原玉子:葛城七穂、ハムカ:榛名珠利、ポポコ:矢部貴将、 ナマーコ:中山浩、権田原賢一:原田優一、クラクラ星人:梅林美人
<ストーリー>
権田原家は5人家族。仕事命の父と、 家族に「おかえりなさい」を言うのが生きがいの母と、 不倫中の長女:姫子、女しか愛せない次女:玉子、 受験地獄で息が詰まりそうな長男:賢一。
そんなある日、父の会社の社長命令で、 ズルルク星人のヘロムさん一家が居候することになった。 彼らの宇宙船が家の真上に停泊しているために次元が歪んだのか、 指名手配中のカワタマ星人のナマーコや、それを追ってきた ウルドラマンエースなどもバタバタと出入りするようになり、 一家はてんやわんやになる。
<感想>
ストーリーを2段落かけて書いておきながらなんですが、 これ、話なんてどうでもいい舞台です。全然要らない。 最後の方になってから突然、みんながバタバタと家出して、 置き去りにされた父がヤケを起こしてわめいたり、 最初に帰ってきた息子と語り入れたりするんですが、退屈なだけ。
前半というか、前4分の3にある、ドタバタアドリブがメインで、 その部分で爆笑して、歌に聞き惚れて幸せになって、それでOK。 本当に、もはや作者のセリフなんて要らないんじゃないかと思うほど、 半分以上素に戻ったりしながらの役者のアドリブで笑わせられていて、 ストーリーなんて殆ど無いからこそ許される掛け合いの山。 お願いだから、最後の30分を切り落として、その分の時間で、 もぉ〜っと遊ばせろぉぉぉぉぉ〜っっっ!!でした(*^^*)
アドリブ以外の、この舞台の見どころは、ナマーコとヘロムさん♪ 緑色主体の迷彩色の衣装に身を包んだナマーコが、登場シーンで ソファーの背から仰向けに滑り落ちる様ったら・・・(((((^^; あの体の軟らかさと(もはや「柔」では表現できない(笑))ヌメリは、 人間とは思えない不気味さを醸し出していて、今回の最高大ヒット(((^^; 床を這ってくる姿から目が離せないでいたら目が合ってしまって、 にたあ〜と笑って近付いてこられた時には、危うく悲鳴上げそうなほど、 顔がひきつり笑いしてしまいました。(雰囲気、分かります?(笑))
石原ヘロムさんは・・・・、もぉぉ、ラブラブ(*^^*)(笑) 登場シーンで♪とんでもロックンロール、なんてタイトルの曲で、 ガンガンに石原ワールドを作り出して下さったと思ったら、 アドリブ満載でガハガハ笑わせてくれて、そのくせハッと気づいたら、 姫子さんと両思いになんてなってたりして、美味しいとこ取りまくりで。 「愛してます」と言われたら落ちない女がいるわけないと思ってしまう、 人種も性別も、宇宙空間さえ超えた笑顔に溶けてしまいました(*^^*) 『石原慎一・その魅力のすべて』とだって言えそうな舞台。 関係者っぽい人ばかりで客席が埋められていたけれど、 もっともっと、ファンの人に是非!観てもらいたい姿です♪
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