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1999年04月09日(金) STEPS『0/30』

※亀有リリオホール、¥5,000-、2列12番(下手ブロックセンター寄り)
1幕:19:00〜20:10、2幕:20:25〜21:30(?終演はおおよそです)
パンフレット:¥500-(ただし、昨年公演分)

松原新生:照井悠也、藤井真理:矢口容子、朋姫:古川恭子、
鷹彦:笠之坊晃、高見:織田和馬、中野道明:−、松原好子:鈴木さやか、
中野忍:永井三稀、藤井由香:川村絵良、紀子:浜崎真美、ほか

(今回の公演パンフレットは作っていないそうなので、
前回のパンフレットを購入したため、キャストが分かりません(;_;)
チラシの顔写真を眺め、記憶に基づいて推測したキャストを書きましたが、
間違っている可能性、大です。ご了承くださいませm(_ _)m)

<ストーリー>

はるかな昔、朋姫と鷹彦は、家同士が争っていたために、
駆け落ちしたが、捕らえられて火あぶりで殺された。
彼らは現在に真理(鷹彦)と新生(朋姫)として転生するが、
忍の催眠術の副作用で、朋姫や鷹彦が見えるようになってしまった新生の、
他から見れば奇妙な振る舞いによって、惹かれ合うのにギクシャク。
新生の姉の婚約者で、忍の弟である中野道明も邪魔をしてくるが、
彼は実は、朋姫の婚約者の汐の宮の生まれ変わりであり、
2人が駆け落ちの際に持ち出して隠したはずの宝物を狙い、
彼らの記憶を蘇らそうとしていたということが分かる・・・。

<感想>

初のSTEPSミュージカル、期待以上でも以下でもありませんでした。
面白くなくはないんだけれど、通おうという気にはならない。
気になる人もいないではないけれど、ここ以外のところで、
どれほどのものか勝負している姿の方が、見たいと思って。
新生くんとか、すごく好演で思わず笑っちゃうところもあるけれど、
でも、スゥ〜ッと覚めてしまうことも多いから、半々でしょうか。

でも、いちばん問題だったのは、世界の設定でした。
生まれ変わりなんかを扱うのに、中途半端だと感じて。
もう死んでしまった人の魂と、これから生まれる人の魂と、
幽体離脱している魂と、そこから分離した魂というのは、
矛盾なく、同時に存在できるものなのでしょうか?
死んでしまった魂が、幽体離脱しているだけの娘に向かって
「いつまでも、ここで待っているわ」と言える死生観には、
生まれ変わりが存在する余地はないのでは?なんてことを
考え始めたら困ってしまって、変な所で思考が止まってしまって。

でも「いつまでも、おばあちゃんは見守っていてくれる」という言葉と、
「この子は、おばあちゃんの生まれ変わりだよ」という言葉を、
何の違和感もなく使える世界で、そんなことに かかずらわって、
せっかくの舞台に感動しそびれたかもしれないのは、
少し残念かもしれません。曲は結構きれいなもの多かったし。
でも、歌唱力もダンスもバラバラに感じたし、
自分から積極的にもう一度来ることはないんじゃないかなぁ・・・。



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