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※紀伊国屋ホール、¥5,000(年会費納入済のため実際は無料)、 C−6番、全1幕140分(ぐらいだったかな(^^;)
バッカス:中野浩司、ショーマン:西田敏行、 コーラスガール1:太田佳伸、コーラスガール2:内山裕子、 コーラスガール3:原口優子、シスター:椿真由美、画家:岩崎ひろし、 乳搾りの娘:松熊明子、童話作家:高畑淳子、助教授:横堀悦夫、 りんご売りの女:津田真澄、マラソンマン:猪野学、神父:西田敏行、 シャーロックホームズ:加藤満、少年:野々村のん、旅芸人:五十嵐明
<感想>
最初から観始めて、『地図にない街』と同様に、VRの限界・・・、 つまりは、VRで人間の魂は救えない、というのがテーマだと感じ、 そのつもりで観ていたら、途中から分からなくなってしまいました。
ここでは、暗黙の了解ではなくてきっちりと法律ができていて、 VRに入ってくる時の契約書という形で告げられています。 その7つの戒律を守らせ監視するのが、神父という姿を借りた コンピューターの息子である機械の管理人。 戒律は7つあり、全てが破られると世界が崩壊してしまう。
戒律を破ってしまったり、警察の潜入操作にやられたりして 次々と、現実に戻っていく人々の中で、最後まで残ったのが、 唯一、現実と同じ姿形でこの世界にやってきたという、シスター。 終盤近くになって管理人と2人きりになってから、突然、 彼らがそういう人物である事が語られるのはまだしも、 修道院のために静かな場所を探していて、下見に来たというシスターが、 「ここでなら、考えた事がみな現実になる」という管理人に向かって、 「では、ここでは信仰が意味を成さないから契約はしない」と言った後、 突然、延々と管理人の機械が地球温暖化や人口増加について語り始めて、 一説ぶち終わった途端に、シスターが修道院移転をVRに移す契約書に サインしたという話の流れは、まったく、掴めませんでした。
???と思っているうちに、シスターも現実世界に戻ってしまい、 エンディングは どうかと言えば、残された2つの戒律を 管理人が破る事によって、世界を崩壊させる事でした。 2つの戒律とは、管理人が父なるコンピューターの名を明かす事、 そして、その名を侮辱する事。
「バカ野郎!」などと叫んで熱演していた西田さんには申し訳ないですが、 何でそういう事になったのか、ちぃぃっとも分かりませんでした。 「あなたには分からない。所詮、機械だから」と言ったシスターに そのまま納得したままの私にはついていけないジェットコースター。 分かった事といえば「言いたい事たくさんあるのねぇ・・」ぐらい(笑)。 演出もキャストも何もかも、頑張ってるけど頑張りすぎかな?という印象。 こんなに詰め込むんだったら、休憩入れてもっと長くした方が良いはず。 でなきゃ、・・・私としては、刈り込む方をお勧めしますね(^^; そして、売り文句で「歌と踊りで楽しく見せます!」と言うぐらいなら、 歌ぐらいは生で歌ってね・・・・・(ーー;)
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