或阿呆の人生
kimko



 教習所奮闘記その−1 こんなことしててええんやろか?

起きると列車は肥前山口を過ぎていた。どうやら時間通りみたいだ。あとはぼけーっとしたり洗面所行ったり飯食ったり。隣の夫婦は別に何もしてなかったみたいで。まあ、列車の中じゃなかなかできないか。カシオペアスイートとかなら話は別だろうけど。朝からどこかのお子様が騒いで通路を走って他の個室のドアを開けたりしていた。親は結構年配だった。まったくそのくらいのことはちゃんとしつけてもらいたいものだ。

9時近くに長崎着。とりあえず本日は長崎観光して諫早あたりに宿泊したいと思っているが宿がまだ見つかってない。というより、面倒で予約行動を取ってなかっただけだが。っていうか、ネットで調べた範囲ではみんな満杯でやる気をなくしただけだが。

さて、何で回るかという問題だがメジャーな中ではやはり路面電車やバスである。が、どうも降りてから歩いたりするのが面倒なのでなぜか思いつきでチャリにすることにした。とはいえ、坂の街である長崎では普通のチャリではなく電動アシスト自転車がある。まあ、JR九州がやってる「楽チャリ」ってやつだが。とりあえずレンタカー窓口に申し込み。1日900円也。高いか安いかは微妙なところだが。そのあとレンタカーの事務所行って軽く説明受けて出発。アホみたいに暑いので日焼け止めいっぱい塗って。まあ、こんな天気でチャリでいこうなんて思うのも相当奇特だと思うのだが。

で、漕ぎ出してみると初速が速い速い。すごく楽。しかし、連れのこぐ速度が遅いのよねぇ…通常こいでる速度より遅い遅い。っていうか、どうして長崎ってこんなに車道から歩道にあがるときの段差がひどいのだろうか。すごい揺れるしカゴにいれた荷物が飛び出さんばかりの勢いだ。ノートPCやっぱりコインロッカーに入れてくればよかったかな。直射日光当たらないはずだからいれておいても熱にやられないと思うんだけども今更ね。

2人の意向で真っ先に原爆系のところを回ることに。まずは資料館。こういうものを金で測ってはいけないのだが、広島に比べるとかなり高い。展示内容も薄いというか。しかし、こういうものの悲惨さを死傷者の多さや現在の状況で区別してはいけないし、未だに後遺症が残っているのを考えると、米も北も核をちらつかせるのはいかがなものだと思う。

そのあとは平和公園へ。空に手を伸ばしてる平和の像がある場所である。ここももちろん自転車で登っていく。像の前では修学旅行生(時期的に合わないがあきらかに中学、高校生)が写真を撮っている。観光客も多い。もちろん誰一人チャリなんか乗ってない。その中で我々はやはり異様な存在だ。噴水も見て、別ルートで帰ろうとしたがなんともほかは階段だらけなので元きた道を戻って。今度は爆心地を見る。今はこんな晴れた穏やかな日なのに、なんて。時間も11時近い。あの日もこんな感じだったのだろうか。

そのあとは南へ。最終的な目的地はグラバー園だが、途中どこかに出るかも。もうアミノ式を1本消化。とにかく暑い。買ったばっかのジーンズはいてくるんじゃなかったとちょっと思いながら。道すがらに出島が。とはいっても、もちろん跡地だが。でも、当時の建物を復元したものがいくつか出来ている。金はかからないようだ。ミニ出島もあることだし寄ってみる。偉い人の部屋にはまったく和洋折衷といえないコーディネートがしてあった。せめて床くらいはフローリングにできなかったのだろうか。障子もなんともね。そのあとはミニ出島を見る。もはや周り全体を埋めたてたんだかなんだかで当時の面影は全然ないが。にしても、1年間も東の果ての島国まで来てこんな小さいところに閉じ込められて発狂しなかったのだろうかと思う。無料休憩所で少々休んでグラバー園を目指す。1人旅じゃなかったのでメモを取っておらず詳しい時間は一切不明…

コンビニで飲み物補給して、更に南に行くとグラバー園の案内が。市電を渡って行くと入口の看板があったがなんとその先の道は坂!しかも結構急。地元に住んでたら絶対経験するようなことない急なものだ。でも、下にチャリ置いて歩いて行くのは面倒なのでそのまま上ることに。もちろんチャリに乗ってる人なんかいないのでここでも注目の的となる。自分は一生懸命こいでたので周りが何言ってたかは知らなかったが連れによると「かわいいね〜」なんて言われてたみたい。チャリがかわいいのか必死こいてチャリをこいでる全然かわいいとは言えない2人組が滑稽に映ってのかは定かではない。チャリは赤くてかわいらしいデザインだけどね。

とりあえず坂をどんどんのぼる。石畳なのでのぼりにくいが。入口を過ぎてさらにのぼると駐車場があった。出口の前だ。造船所が目の前に見えた。が、どうみてもチャリを止めるような駐車場ではない。仕方なく坂をおりて入口と書いてある坂をのぼる。ハナからチャリの客を想定してないのか(当たり前か)駐輪場なんてものはない。が、他に置くところないし、駐輪禁止となってないし、下に行くのはめんどうなのでエスカレーターと階段のそばに置いておく。またのぼって入場券買って中へ。そうするとまたエスカレーターが。まぁ、動く歩道っていっていたけど。それでいちばん上まで行って下りながら見ていく寸法らしい。

上まで行くと、洋風の建物があり(まあ、みんな洋風なんだが)、2階から人がいっぱい景色を眺めていた。っていうか、裏口みたいな入口もあったが、こんなところから誰が入場するんだろうと思う。地元民はそう入らないと思うし。

とりあえず上にあがって見た景色は、どこかで見たような景色だった。とはいえ、デジャヴなんかではなく、よく観光ガイドブックなんかに載っている風景だ。三菱だかなんだかの造船所がよく見える。天気は本当に夏晴れ。地元のどんよりがうそみたいに。下の池には魚がいっぱい泳いでいた。

そのあとは、敷地内に点在する邸宅を見て回る。微妙な和洋折衷といった感じであろうか。やはり、グラバーさんのお宅がいちばん大きかった。そりゃそうか。他の人達は一戸建てで居候している、っていった感じか(謎)

そんなに焦らずそんなにゆっくりせずくらいの時間でグラバー園をあとにする。そのあとは飯でも食おうと言う事で中華街へ。やはりちゃんぽんなり皿うどんなりは食いたいものだ。が、途中でオランダ坂というのがあったのでそっちを登ってみる事にする…

が、坂のきついのなんの。おまけに、石畳なので振動がひどい。一応ガイドブックには観光地扱いされていたが観光客らしきものはいず、なんかの講座らしきものを終えたおばちゃん達が学校らしき施設から目一杯でてくるばかりであった。それでも走って行くと洋風の建物がいっぱいあるので人が歩くのがやっとくらいの道をチャリで走って見に行くが、どうも金を取られるらしい。その割には係員がいず、自販機が置いてあるだけだったが。しかし、カメラでも置いて監視されていたりしたらイヤだし、誰もいなかったのが不気味だったのでそのまま。帰りは20%という経験した事のない急坂を下っていく。ブレーキかけないで行こうと思ったくらいだ。まぁ、一種の運試しであり、ちょうど車が来たら避ける術なんてないのだが。

さて、中華街へ。それなりに人は多い。店はみんな中華料理屋で、値段もほとんど同じ。決め手が何もなく困る。橋の上でガイドブックを見て悩むがどうしようもないので適当に入って皿うどんを食う。普段スーパーで麺を買ってきて中華丼の具をかけてくうのとは比べ物にならないくらいうまい。春に長崎駅の駅ビルで食ったものよりもうまい。あっちは味が薄く、調味料が必要だったが、こっちはまったくそんなこともなく。甲子園は準決勝だった。

そのあとどうするか。時間はまだまだある。結局寺巡りでもするかということでなんとなく一番端にあり、有名っぽい崇福寺に行ってみる。同じ寺でも、京都とは全然違ってやたらとカラフル。南国調。ただ、あれだけであの拝観料はちょっとなぁ…

以下続く

2003年08月22日(金)
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