マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

最近の本屋さん関連の雑感 - 2004年07月21日(水)

(1)青山ブックセンター(ABC)

 というのは、ずっと九州在住の僕にとっては椎名誠さんの日記とかに出てくるだけの存在なのだけれど、それだけにその閉店というのはなんだか不思議な気分だ。


(2)「ハリー・ポッター」の第五巻

 が出るというので、予約特典とかが花盛り。それにしても、今まで「予約してまで買う本」というのは、僕の知る限りでは宮沢りえと菅野美穂の写真集くらいだったので、「ハリー・ポッター」シリーズの売れっぷりには驚く限りだ。
 先日某ジャスコの本屋で、店員の女の子が「ハリー・ポッターの予約の呼び込み」をやっていて(店頭で「当店では、ご予約をオススメしておりますー!」と大声で叫ぶやつ)、なんだかその声と雰囲気が悲壮感にあふれていたので、僕は本当にいたたまれなくなってしまった。そもそも田舎には「ハリー・ポッター」を予約してまで買おうなんて人は、そんなにたくさんはいないと思うし、あれは「社員教育」なのか「イジメ」なのか?「修行のために駅前の人ごみで突然歌わされる新人演歌歌手」みたいだったよほんとに。
 居心地が悪くなるからやめてほしい…


(3)この人のオススメ!

 柴咲コウの「世界の中心で、愛をさけぶ」のオビで成功したためか、最近の新刊書にはやたらと有名女性芸能人のオススメコメントがついている。
 今日は竹内結子と上戸彩を発見
 …「インストール」って、自分が主演する映画の原作じゃん。
 というか、「本を読みなれた人」よりも「芸能人」の評価のほうが重視されるという風潮は、なんか間違ってないか?


(4)最近の田舎の書店事情

 僕が中学に入った20年前くらいに、車でないと行けない「郊外型書店」というのがたくさんできて、商店街の書店はバタバタとつぶれていったのだけれど、そういう郊外型書店もここ10年くらいの間に少しずつ潰れて、「TSUTAYA」みたいなレンタルショップとの複合店と大規模書店ばっかりになってしまった。同じような品揃えの書店と、どこになにがあるのか探すのに困惑するような書店ばかり。

(5)個人的な本の嗜好

 僕はもともと「ノンフィクション系」「エッセイ」を好むのだけれど、最近はなんだか「物語モード」で、けっこう「本の雑誌」で薦められているような作品をよく読んでいます。人生に物語が乏しくなったことが原因なのかも。でも、「本の内容」よりも「文壇周辺のこと」にばかり目がいって困るなあ。「ツモ爺」とか。



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