マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

人間関係を破綻させないための「勝負どころ」 - 2003年12月03日(水)

今日は朝から嫌なことが続いていたのだが、僕はずっと、「ここが勝負だ」と自分に言い聞かせていた。やっと12月3日が終わる。

人間関係におけるトラブルというのは、ひとつの「失敗」から起こる、とみんな思っているはずだ。
それは、浮気をしたとか、友達との約束の時間に大幅に遅刻したとか。

でも、僕は最近思う。
実は、人間関係の破綻は、「何かトラブルが起こったこと」よりも、「そのトラブルへの対応」という二次的な原因に起因することが多い。
例えば、「浮気をしたのがバレたのに、逆ギレして暴力をふるった」とか「ギャンブルに負けて、家族に八つ当たりした」とか。
もし「逆ギレ」や「八つ当たり」がなければ、人間関係は決定的なダメージを受けないのに。
もちろん、浮気やギャンブルをしなければ、そういった二次的なトラブルそのものが存在しないことになるのだが、実際は、「仕事での思わぬ見落とし」とか「事故」なんていうのは、不可避なことも多いのだ。

僕は、嫌なことがあったときに、いつも思う。
「本当の勝負は、これからだ」と。
村上春樹の小説に「浮気で家を空ける理由に友達を使うな、浮気したんだから妻を失うのは仕方がないが、大切な友人まで失うことはない」という言葉が出てくる。
そう、実は人間関係の破綻を決定的にしてしまうのは、ひとつのトラブルではなくて、そのトラブルで自暴自棄になることなのだ。
自分では「あの状況では仕方がない」と思っても、大部分の他人は、そう思ってはくれないものだから。

「女性にとって憎めない男」っていうのは、「浮気をしない男」というより、「浮気がバレたときに、うまく立ち回れる男」なのではないかなあ、などと感じることがあるんだよなあ。

もちろん、僕は、うまく立ち回れない男なので、日頃から自制を心がけております。うまくいかないけどね。



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