バルーンフェスタのススメ - 2003年10月29日(水) 明日から、佐賀市で「バルーンフェスタ」というイベントがはじまるのです。 それで、このバルーンフェスタっていうのは、空をプカプカと飛んでいる熱気球をみんなで眺めようというイベントなのですが、田舎の中の田舎と呼ばれる佐賀にはうってつけのイベント。 高い建物もないし、飛行機もそんなに飛んでないし。 まあ、地元民はほとんど使わない飛行場ができたせいで、バルーンが飛べる範囲が狭くなったらしいのですが。 それで、この「バルーンフェスタ」なのですが、最近は全国的にそれなりに有名なイベントになってきたのだけれど、昔は地元民ですら「何それ?」というようなイベントでした。 全国的に有名になったのは、たぶん10年くらい前に、「あの中島悟がF1マシンで河川敷の臨時サーキットを走る!」という今から考えたら無謀極まりないイベントが大会中に開催された頃からでしょうか。 今では、数十万人に人が来る、佐賀の秋の風物詩になっているのです。 しかし、このバルーンフェスタ、僕も何度か足を運んでみたのですが、実はあんまり面白くない。 見せ場といえば、たくさんの熱気球が一斉に空に飛び上がる瞬間なのですが、競技の都合上、それはかなりの早朝。 昼間に行くと、ボケーっと空を見上げて、たまに飛んでくる気球を「あれはデザインが面白い」とか、批評するくらいしか楽しみがありません。 まあ、のんびり空を見上げてみる機会なんてめったにないし、「あんなに広い空があるだけ凄いよ」という都会の人もいるわけですが。 まあ、昼間に行っても、人は多いし、やることといえば物産展で買い物をするくらいしかないし(買い物が楽しみ、とかステージが楽しみって言う人は、けっこういるのです)、僕にとっては面白くもなんともないんだけど。 そうそう、期間中、暗くなってから行われる「モンゴルフィエ・ノクチューン」は、けっこうオススメです。 さまざまな気球が、音楽にあわせてライトアップされるイベント。 そういえば、僕はこのイベントに思い出があって、ダブルデートみたいな感じでこれを観にいって、結局、もう一組は結婚までいったんですよね。 最初に誘ったのは、僕だったのになあ。 このイベントの難点は、地元の人がみんな来ているので、「見たくもないシーン」を目撃してしまうことでしょうか。 好きだった子が知り合いの男と仲良く歩いているのをみて、やたらとブルーになりながらみんなで気球を見ていたら、なんだか涙がこぼれそうで下を向けなかったっけ。 でもまあ、一度は観てみるのも良いと思いますよ、何事も経験だし。 と、たまには主張もオチも無い話を書いてみたり。 ...
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