鈴木あみ再生計画! - 2003年09月25日(木) 鈴木あみ活動再開! このニュースに、胸を躍らせたファンも多いだろう。 って、多くない、かな… 一般的に、芸能人、とくに歌手の旬というのは短い。 いわゆる「アイドル系」ならなおさらだ。 もともと鈴木あみ自体も、初期の頃はともかく、干される直前などは「どう考えても歌いこなせていない」ようなラップ調の歌や高すぎるキーの曲をあてがわれて、リストラ寸前みたいな感じだった。 とはいえ、21歳になって、「ラ〜ブアイラ〜ンド」でもないだろうし。 というか、「干される」前に実質「終わって」いたのかもしれない。 若くしてデビューした歌手は、だいたい恋愛の歌を歌うことになる(まあ、それ以前に、いわゆる歌謡曲の大部分が恋愛の歌なのだが)。 しかし、アイドルにとっての恋愛の歌の旬というのは短くて、実質的には「結婚するまで」ということになるだろう(だいたい、それ以前に売れなくなるけど)。 結婚するまでは「王道ポップス」で、結婚してからは「恋愛要素薄めのポップス」、離婚したら「子供のことを歌った曲」なんて、しぶとく生き延びる松田聖子のような人は、ほとんどいない。 浜崎あゆみが50歳になって歌っている姿なんて、ちょっと想像しにくいよなあ。 でも、そういえば大先輩にユーミンがいるから、あんな感じでならいけるのかも… 鈴木あみが「復活」しても、たぶん売れようがない、と思う。 彼女のごく一部のコアなファン以外は、みんな他のアーティストに気が移ってしまっているだろうし、昔のファンは、まだ「懐かしい!」と思うほど年をとってはいない。中学生が「抱いて」とか歌っているこの御時世に、21歳というのは、中途半端な年齢なのだ。 今回干された原因には、浜崎あゆみとの収入格差を不満としたあみの親が所属CD会社を訴えた、ということがあるらしいのだが、実際、作詞・作曲が自分名義の浜崎あゆみとでは、格差がつくのは当たり前(売り上げそのものもだいぶあったし)という気もしなくはない。 ただ、今回の一件で、芸能界というのは、古典的な「干す」という方法が、まだ十分に効果的な社会だということは、はっきりしたけれど。 しかしながら、鈴木あみサイドの「不当な扱いを受けている」という主張と世間一般の「あんなに稼いでたのに」というギャップを当事者は認識していないというのは、なんだか痛々しい感じです。 というわけで、浜崎あゆみがユーミンなら、いっそのこと、中島みゆきを目指して「うらみます」とか「ひとり上手」とかカヴァーしたらいいんじゃないかなあ、などと思うのですが。ちょっとシャレにならないか… ...
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