試験問題作成者の憂鬱。 - 2003年08月01日(金) 今、講義に行っている専門学校の試験問題作成中。 ちなみに、作っているのは、5つの選択肢の中から、ひとつの正解を選ぶっていうタイプの問題。 (1)問題を作るのは、「正しいものを選べ」よりも「間違っているものを選べ」のほうが、圧倒的にラクだ。だって、「間違っているもの」を選ばせるにはひとつ間違いを作ればいいが、「正しいもの」を選ばせるには、4つも間違いを作らないといけない。 (2)「なるべく簡単に」作ろうと思うのだが、なかなか難しい。 「簡単に」作るのも、勉強してれば確実に解ける問題、とか、勉強してなくても言葉遣いやニュアンスで当てられる問題、とか、いろいろあるのだ。 (3)僕は貧乏性だ。 せっかく選択肢を作ったので、やっぱり正解を5つのうちの1番目や2番目(とくに1番目)にするには、ちょっと勇気がいる。 (4)問題の最後を「選べ」にするか「選んでください」にしようかと迷っていて、ふと「かかってきなさい」にしてみたいなあ、と思ったのは秘密。 (5)しかし、自分で問題作ると、誤字脱字がないかとか、出題ミスがないかとかすごく気になるなあ。「必ず」がつく選択肢は×とか、「〜のこともある」は○とかいう受験必勝法も、裏を返せば出題者の自身の無さなのだな。 (6)「〜について書け」という記述式だったら、問題作るのラクだよなあ、と思ったけど、採点するのがものすごくきつそうなので、やっぱりマルチプルチョイスでいいです。 ...
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