マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

「夏の日の1993」と1993年の夏の日々。 - 2003年07月09日(水)

「夏の日の1993」という曲をご記憶だろうか?
 今朝、ラジオを聴いていたら、この曲を歌っていたclassという2人組が今夏に再結成し、この曲をセルフカヴァーしたのだとか。
 カヴァーされた曲自体は、「う〜ん、前の方が良かったかなあ…」というか、前のバージョンを聴きたいなあ、と思わされるようなものだったけど。
 この曲、曲名どおりに1993年に発売され、大ヒット。その後も、山下達郎の「クリスマス・イヴ」のように、夏の定番として、毎年夏になるとコンスタントに売れていたとのこと。
 「ナインティーンナインスリー、恋をした〜」
 というフレーズを聴いていたら、なんだか、10年前のことを思い出してしまった。
 そのとき、部活の飲み会の2次会で、僕はこの曲を歌っていて、みんなに囃したてられていたのだ。
 「誰に恋したんですか〜」ってさ。
 僕はその夏、ある女の子とすごくいい感じだったのだ。
 後から気がついたのだけど、あれは、たぶん恋だった。
 そのときには、まだ違うと思っていたのに。
 向こうからアタックしてきた、不思議な女の子。
 結局、それは僕の妙なプライドと彼女の移り気のために、ひと夏の恋、だったんだけど。

 なんだか、この「夏の日の1993」を聴くと、そんなカラオケボックスの壇上での照れた気持ちと、あのほろ苦い夏のことを思い出してしまう。

 でも、そのことは、年々甘い記憶になってくるのだよなあ。
 年をとるのも、悪くないのかもしれない。



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