マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

「7月4日」が来ると思い出す、あの映画。 - 2003年07月04日(金)

 今年も「7月4日」がやってきた。
 日本人である僕にとっては、かなりどうでもいい日なのだが、アメリカは「独立記念日」なのだ。
 (これを書いている時点では、たぶん現地はまだ3日)
 で、映画の題材なんかにもけっこうなっている日なのだ。
(最近ではそのものズバリで、「インディペンデンス・デイ」なんてのもある。内容は宇宙人襲来モノだが)

 ところで、「7月4日に生まれて」という映画を御存知だろうか?
 もう十数年前になるのだが、独立記念日に生まれた「アメリカの正義」を信じるアメリカ人の若者が、ベトナム戦争に従軍し、悲惨な戦争体験の末、負傷により下半身不随になり、最後は平和運動に目覚めていく、という内容。主演はトム・クルーズで、公開当時はかなり話題になった映画だ。

 僕はこれを20歳そこそこのときに、家のビデオで同じ部活の同級生と観たのですが、その時のことは、まだ鮮明に覚えています。とはいっても、あるひとつのシーンだけなんですが。

 それは、下半身不随になったトム・クルーズ演じる主人公が、自分の生殖機能が失われた(要するに、「セックスできなくなった」ってことですね)ことを知って、「ペニス!ペニス!!」と叫びまくるというシーン。
 本人にとっては、切実極まりない問題だと思うのだけれど、実際にこのシーンを同級生の女の子とかと一緒に観ていると、すごく隣が気になるんですよこれが。
 実際は、みんな平然とした顔で観ていて、ひとり緊張しまくっていた僕より、みんなオトナなんだなあ、と痛感したわけです。
 
 今では、ベッドシーンとかでも、「脱ぎが甘い!」とか思ってしまう立派なオトナになりました。


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