「銀髪鬼」ブラッシー、噛み付き以外の隠れた才能。 - 2003年06月04日(水) 「銀髪鬼」ことフレッド・ブラッシーが亡くなった。 享年85歳で、心臓・腎臓・肝臓の衰弱が死因だそうだ。 要するに「老衰」ということなんだろうけれど。 ブラッシーといえば、日本のプロレスの黎明期に、「噛み付き」という反則攻撃で一世を風靡した人気プロレスラーで、有名なのは、まだテレビがカラーになった直後に力道山と大流血戦をし、それをテレビで観ていた老人がショック死したとエピソードだ。 今の人間なら、画面上の少々の残酷シーンでは眉ひとつ動かしはしないとは思うのだが、まあ、当時はそんなシーン、誰も見慣れていなかっただろうから。 というか、見せるなよ、と思わなくもない。 もちろん僕は、ブラッシーがプロレスをやっているところをリアルタイムで観ていたわけじゃないんだけれど、この人、実はマネージャーとしてもすごい手腕を発揮し、猪木vsアリ戦で、アリのマネージャーをやっていたり、ハルク・ホーガンを売り出したり、スタン・ハンセンの必殺技「ウエスタン・ラリアート」の名付け親になったりもしているのだ。 そういえば、マンガ「プロレス・スーパースター列伝」にもマネージャー役で出ていたなあ。 もともと銀髪に染めたのは「血の色が映えるように」だったそうですから、そういう演出家の才能もあったのかもしれません。 ちなみに、この「銀髪鬼」は、私生活ではジェントルマンで知られていたそうです。 プロレス界は、ヒール(悪役)ほどいい人が多い、とは言うけれど。 ...
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