「野球」を一層つまらなくするプレーオフに、何の意味があるのか? - 2003年05月26日(月) プロ野球のパ・リーグが、来年からプレーオフ制度を導入し、ペナントレースで3位と2位のチームがまず闘い、その勝者が1位のチームと闘ってリーグ優勝を決めるという。 コレを導入したのは、「パ・リーグを盛り上げるため」なのだそうだが。 確かに、この制度はアメリカでは一般的で、メジャーリーグやバスケットボールのNBAは、この制度で盛り上がっている、ように思う。 しかし、昨年のメジャーのワールドシリーズのように、ワイルドカード(各リーグの2位のチームの中で、最も成績が良かったためにプレーオフに進めたチーム)同士の対決になったりすると、僕の感覚では、何のためにシリーズを闘ってきたのか?という気がものすごくすると思うのだが。 もちろん、一発逆転の魅力はあるのかもしれないが、どうも、日本人の「苦労を重ねて優勝」というのを愛する一般的な感覚からすると、「ペナントレース2位だから優勝!」なんてのは受け入れがたいと思う。 プレーオフの盛り上がりのために、ペナントレースを犠牲にするなんてバカげているし、メジャーに比べてチーム数が少なく、6チーム中3チームがプレーオフに進出できるなんてヘンだと思う。 むしろ、戦力の格差をなるべく小さくして、実力が均衡するようにしたほうが、プレーオフでの理不尽な一発逆転劇より、遥かに野球が面白くなると思うんだけどなあ。 今のままでは、パリーグでプレーオフに出る3チームは、ペナントレースで決めるまでもないんじゃないか? だいたいみんな、「メジャーリーグは面白い」とかいうけど、ほんとにそんなに面白いの? ヤンキースなんて、凄い選手ばっかりで、かって当たり前のチームだし、あんなに戦力差があっては、どうしようもないんじゃないかなあ。 僕はけっこう、勝つために権謀術数を駆使する日本野球が好きです。 ま、犬軍団とか猫軍団のおかげで、最近は全然面白くもなんともないけどね。 「打倒巨人!」とか言ってる猫軍団の監督がやってることは、単なるプチ巨人だよ。 ...
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