アドマイヤバカに乗られた女。 - 2003年05月25日(日) オークス、ダメだこりゃ。 いや、スティルインラブは、最初から買わないつもりだったのだ。 桜花賞のレースぶりからは、マイルがベストだし、人気を考えたら、切るほうが得策だと判断したのだ。 来たものは仕方が無い。僕が思っていたより、スティルインラブははるかに距離に融通が利く(たぶん、アドマイヤグルーヴを意識して後方で矯められたのも幸いしたんだろうけれど)、強い馬だったということだ。 しかし、2着がチューニーだったり、以下シンコウルビー、ヤマカツリリー、などという結果を見ると、予想なんてのは全くどうしようもないもんだなあ、とは思う。チューニーは、輸送がダメなんだなあ、ということは終わってみて理解できたわけだが。 さて、アドマイヤグルーヴについて語らないわけにはいかないだろうな。 僕は去年のシャイニンルビーで、「桜花賞で最後切れる足を使えたからといって、距離が伸びることが必ずしもプラスになるとは限らない」ということを学んだ、はずだった。 ゲートがひょっとしたら悪いんじゃないか、という噂もあったし、裂蹄もあると噂されていた(らしい)。それをレースが終わったあと大坪元雄が偉そうに語っていたのは、ヤツがこの場にいたら少し早めに人生の幕切れを味合わせてやろうと思うくらい腹立ったけど。 しかも、武豊は、マイルカップに引き続きの絶対に届かない位置からの直線一気の戦法。単勝1.7倍の馬でだ。 ゴールデンキャストは、終わってみれば一か八かという馬だったから仕方ないのかな、と思ったけれど、今日のレースはもう、何の言い訳もできまい。 「馬が行ってくれなかった」にしても、見せ場くらい作ってみせろよ。 東京競馬場がいくら直線が長いからって、スローペースで直線一気が決まるなんて妄想に決まってるじゃないか。 グルーヴはお母さんほど強くないし、血統構成的には、ダイナカール+サンデーだと、モノポライザーのように、マイルから中距離馬になってしまうのかもしれない。 結局、オグリキャップやトウカイテイオーの奇跡が記録に残るのは、実は、競馬の日常というのが、そういう奇跡を踏みにじり続けているからだ、という現実を忘れてしまうことがなんと多いことか。 武さん、早くまたフランスに行ってください。 あなたに、アドマイヤバカの称号を贈ります。 それにしても、桜花賞で世話になったスティルインラブにやられるとは… 愛っていうのは、意外とシブトイものなのかもしれない。 秋は素直に応援します。 とか言ってると、愛は終わってたりするわけで。 ...
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