マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

本当の「カルピス」の味。 - 2003年05月21日(水)

 昨日、某ファミレスのドリンクバーで、久々にカルピスを飲んだ。
 カルピス「ウォーター」じゃない、ただのカルピス。
 飲んだ感想は、ああ、カルピスはこんなに甘くて、酸っぱかったよなあ、
というものだった。
 僕が子供のころ(って、もう20年以上前とかになるのか…)、カルピスは、
お中元の品などとして冷蔵庫に(運がよければ)鎮座し、何かのイベントの際に振舞われたものだった。
 そして、当時は今みたいに缶ジュースが世間に満ち溢れていない時代だったから、
カルピスは非常に貴重なものだったのだ。
 僕たちの前に出てくるカルピスは、常に薄くて甘味はほとんどなく、酸味ばかりが残っているような代物だったけれど、それでも僕たちにとってのカルピスは御馳走だったのだ。
 カルピスという会社自体は、カルピスウォーターによって蘇ったのだけれど、あれは、サッパリしすぎていて、たぶん僕が昔飲んでいたカルピスじゃなかったのだ。
 そのうち、「カルピス・クラシック」が出るんじゃないかなあ、と思った夜だった。
 想い出は、いつも甘くて酸っぱい。
 


...




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