マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

簡単そうに見えますが、とても大事な仕事です。 - 2003年05月20日(火)

学会なんてものがあるせいで、僕らの仕事は終わらない。
まあ、今回は「お迎えする側」なので、それはそれで別の苦労があるわけなのだが。といっても、下っ端はたいしたことないんだけど。

それで、今日、そのマニュアルを読んでいたら、
「照明係」というところが目に付いた。
そこには「簡単そうに見えますが、とても大事な仕事です。
集中力を切らさないように、演者の話をよく聴いていてください」と書いてあった。
学会発表の会場というのは、スライド上映(今はPCもかなり多いのだけれど)が始まり、演者が話し始めると照明が落ち、演者の発表が終わると照明が点いて質疑応答、という流れの繰り返しなのだ。
しかしながら、僕らも他の大学の先生の講演でスライド係をやったりするのだが、居眠りしてしまったりすることもけっこうあるのだ。
業者の人は、この仕事に慣れているとはいえ門外漢。
たぶん、医者の学会発表をずっと聞いているのは、かなり辛いのではないだろうか。
そんな中、スムースに照明を点けたり消したりするのは、非常に大変な作業なんだよなあ。
異常がなくて当たり前の簡単そうに見える仕事。

簡単そうに見えることが実は重要で難しいということは、けっこう身近にあるような気がする。
少なくとも「部屋が暗くなると眠くなる症候群」の僕には無理だ。
それとも、中途半端に聴こうとするから眠くなるのかなあ…


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