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■ 実は、私には姉が3人いた
過去形なのは、その姉たちは0〜1歳の間に亡くなったから。 私は4番目だったけど、一応長女ということになってる。 五体満足では生まれたんだけど、病気がちで病院の入退院を繰り返し、白衣と白い壁と消毒薬のニオイは慣れっこで、生活の一部といった感じ。 今もこんな仕事してるし。
年子で生まれた妹は未熟児で生まれ、脳性麻痺で知的障害もあり、一生立つことも歩くこともできないと言われた。 知能も3歳で止まるでしょうと。 まぁでも医学の進歩なのか、人体の不思議なのか、何度かの手術と泣き叫ぶほどの辛いリハビリで、自力で歩けるようにはなった。 知能も驚くほど伸びて、一番下のレベルの公立高校には入学できて、卒業もした。 よく頑張った!
私は物心つく頃から、妹の面倒をみるように躾けられ、怒られることはあっても、褒められることはほとんどなく、子どもらしく甘えることもできず成長した。 おとなしい子、しっかりしてる子と大人たちは言った。
時々ふと思うのは、3人の姉たちが、もし元気に育っていたら、私の運命は変わったかもとか、逆に姉たちがいたら、私はこの世に生まれてくることもなかったかもとか。
私はなんで生きてるんだろう、なんで生まれてきたんだろうと考えることがある。 まぁそれでも生きていかなくちゃね・・と思う。
2019年10月01日(火)
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