紫陽花の花によせて・・・。 - 2002年05月12日(日) 紫陽花の花。 それは、気まぐれな私の心模様を映し出すかの如く。 淡く、濃く、様々な色に咲いています。 紫陽花の花を描くのが子供の頃は好きでした。 無心に、スケッチし、丹念に水彩絵の具で描くのが・・。 水色、桃色、白、茎、葉にいたるまで、花弁も含めての濃淡を丹念に描きました。 嫌なことがあると、パレットに絵の具を出し、何度も何度も絵の具を混ぜ、水を足しては描きました。 でも、紫陽花の織り成す色合いが思ったように出せませんでした。 気に入ったように思っても、よくよく見るとそれは作られた色でしかなく。 私が、純粋な気持ちで、紫陽花の色を出そうと思っても、技術が足りないせいも勿論あったかもしれませんが、描こうとするときの心を問われていたのかもしれないな〜と大人になってから感じます。 紫陽花の花。 それは、今もなお時として気まぐれな空想癖のある私の心模様を映し出すが如く。 淡く、濃く、様々な色に今年も咲くことでしょう・・・。 今の私だったら、紫陽花の花を描いたらどうなるかしら?? 心に一抹の不安や曇りがあるときは、沈んだ色合いで、心安らかで愛する人を慈しみ感謝に溢れる気持ちの時は、暖かくほのかな色合いで描くのでしょうか?? 果たして描けるのでしょうか? 紫陽花の織り成す美しさに少しでも近づけるのでしょうか? それとも・・・・・・・。 -
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