| 蛍桜 |
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| マジックショー |
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オレンジ色の光が差し込む教室で 黒板から遠い廊下側の席 ほかには誰もいない たった一人そこに座ってるの 黒板には白いチョークで言葉が書いてあるわ それはきっとお別れの言葉なのでしょう けれど私には見えないの かすれてしか見えないのよ 私にお別れの言葉なんて必要ないのよ わかってちょうだい そして消えるなら静かに消えてちょうだい 廊下に笑い声が響くの もちろん私のなんかじゃないわ 影が近づくのが怖くて逃げ出したかった けれど教室には鍵がかかってる 逃げたくても逃げれないのよ けれどその代わり 誰も入ってこない それなのに何故恐怖を覚えるの 鍵は私を守るためのものじゃないの? 鍵は羽を生やして飛んでいってしまった それで安心だって思ってた これで私は生きていけると これでやっと一人になれたと けれど違うかった 鍵はただ私を閉じ込めただけで 鍵はただ私の逃げ場をなくしただけで 近づいてくる影から あの笑い声から逃げることが出来なかった うずくまって耳をふさいで 何も聞こえない そう自分に魔法を唱えてた その魔法がすぐとけることを気づこうともしないで 魔法使いの私も羽を生やして飛んでいったの じゃあ今残ってる私は誰? 2003.11.28 |
| 2003年11月20日(木) |
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