蛍桜

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枯れ葉は何故散るのか

こんな気持ちになったのは久しぶりで
感じる疎外感
蚊帳の外

花はつぶされて死んだ
もう起き上がることはないよ
たとえ太陽が差し込んでも
雨が降っても
もう起き上がれないんだ

++

消えかけた言の葉
また一生懸命搾り出してみる

あの時あの瞬間しか書けなかった言葉
今の私に出せるかはわからないけれど




一時間、担任と話をした

逃げることはずっと楽だと思ってた
だから私も逃げてたんだと思ってた
このまま卒業してしまえば何もかも終わる
毎日机に顔を伏せて
それで時間が流れていくならいいと思った
いつかは終わりがくるこの時間のために
時間が流れて行くことだけ願った

だけど彼女は
逃げることは辛いことだと言った
このまま卒業を迎えて本当にいいのかと尋ねて来た
「まだがんばれる」
そう一生懸命笑っていた私に
彼女はがんばれてないじゃない、という
大丈夫じゃないじゃない、と
逃げることがとても辛いことだって
気づいたのはいまさらだった
だけど立ち向かう勇気もない私がそこにいて
彼女の話をそれ以上聞くのが辛かった

彼女が言わしたいことは分かった
「人間関係」で悩んでいると
「友達」のことで悩んでいると私に言わしたいのだと
だけれど私は言わなかった
決していいたくなかった
それは意地でもあるしプライドでもある
それとも笑うだけで精一杯だったから?

最後まで言わなかった
ずっと笑った

だって
これは私の問題なんだもの
別に友達が悪いわけじゃない
ただ私が一人で壁を作って殻に閉じこもっているだけなんだから
独りだと演じているだけなんだから
だから気にしないで

ただ、それだけは言いたくなかったんだ

親に捨てられたことも話した
自分を含めて人を嫌いなんだという話もした
ほかの先生に話さないようなこと話したよ
だけど、これだけは言えなかった

誰かが悪いんじゃないの
ただ
私の演技なのよ




最近
胸がとても締め付けられることがあるの
痛いほどに締め付けられる
心が氷に覆われたように

泣きたくなる
枯れ葉が散るように 散りたくなる
水色の何かが押し付けてくる

でも泣けないの
どうしたって泣けないの

氷に覆われて動けないの

だからね、いつかこれを乗り越えたとき
思いっ切り泣けるんじゃないかって
氷が溶けたように
自然と涙が出てくるんじゃないかって
素直に泣けるんじゃないかって思うんだ
乗り越えるのがいつなのかなんて分からない
本当にそうなのかもわからないよ
だけどそう考えるしかないでしょう?

氷に覆われた心はびくともしないから
今の私はあまりに冷たすぎて手を差し出すこともできないから

いつか氷が溶けたとき

・・・それはきっと私が大人の階段を一段
昇ったときなんだろうけれど

心が腐る前にどうにかしなくちゃね


++

明日はあの子の誕生日
けれども距離が離れている今
私はおめでとうなんていえないよ



2003.11.26
2003年11月19日(水)

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