蛍桜

≪BACK TITLE LIST NEXT≫

白の果て

【しなやかな腕の祈り】by.cocco

強い人と 想っていた
その腕は
たくましく
天へ伸びていたから

ひとり生きる 人だとそう
決めつけた
その足は
いつか傷ついていた

生まれ落ちて
明日を探し
何かを捨てて
誰かを失くしても
私は求めた

指先から こぼれる愛を
集めて 全てあなたにあげましょう
おねむりなさい
このしなやかな腕に
身体を横たえ泣きなさい

あなたを抱いて 揺れながら

帰りたいと
目指す海は
あたたかく
帰れない
優しい風の中

次の雨に 打たれる時
ひとりだけ
振り返る
だけどまたお日様を 浴びたい

残せるものは
どこにも無くて
あなたもいつか
私もいつか
消えていくけど
空は流れて

指先から こぼれる愛を
集めて 全てあなたにあげましょう
おやすみなさい
このしなやかな腕に
身体を横たえ泣きなさい

世界中に こぼれる愛を
集めて 全てあなたにあげましょう
おかえりなさい
このしなやかな腕に
身体を横たえ泣きなさい

言葉を辞めたら この腕に
あなたを抱いて 揺れながら



/////



自分の歩むべき道がどこにあるのか

いくら探してもみつからなくて
いい加減、やめたくなる

1から順に数を数えていたら
君はどの数で来てくれる?
私が進むべき道を
手を取って一緒に歩んでくれる?


何が正しいなんて分からない
それが「世の中」でなく小さな「私」の中で


こんなちっぽけな存在を
こんな不必要な存在を

なんのためにあるのか教えてください
あなたの温もりをください

私がここに存在しているということを
ここに存在していいということを
教えてください




私のせいで生み出した醜い心があるかもしれない
きっとそれは私が消えてしまったら
なくなるものなんだと、そう考えてた

けれど私が父へ向けていた憎悪も嫌悪も
父が消えた今でも残っていて
母の心にも大きく穴を開けていて
何もかわらないんじゃないかと
最近思い始めた


今まで生み出してしまったその心たちを
消すことはきっともう無理で
けれど
これから生み出すであろうその心たちを
消すことは容易い





いくら確実な道が目の前にあったとしても
きっと私は足を踏み出すことが出来ない
独りが怖い、と嘆く
それがたとえ甘えだと分かっていても
誰かの手を待っている
たとえ誰も来なくても
いや、来ないだろうけれど
きっと心の中で分かっている私は意地を張って
孤独という言葉をかみ締めるふりをして
何か大切なことを掴んだまま
果てていく

白の果てまでたどり着いたら
きっともっと素直になれる

そんな気がする
2003年07月27日(日)

≪BACK TITLE LIST NEXT≫

 

My追加メール

My追加

enpitu skin:[e;skn]

 

Copyright (C) 蛍桜, All rights reserved.