| 蛍桜 |
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| 夢で逢えるなら逢いたかった |
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私は消したいものがある 自分の矛盾さ 自分のいいかげんさ 自分の無責任さ なのにどうして消えてくれないのだろう 消えてほしくないものばかり 消えていくのに・・・ 髪の毛を切った のばしていたはずなのに いつの間にかショートカットになっていた これはこれでいいと思いながらも 私はグチを言いながら歩く かわいいといわれても 素直にありがとうとはいえない だってこれのどこがかわいい? 本当にそう思う 謙遜とかそういうんじゃなくて 絶対前のほうがよかったと思う だって髪の毛と一緒に 消えてほしくないものも落ちていったから それなのに消えてほしいものは 一個も消えなかったから 落ちてしまった髪の毛を拾おうとはしなかった 拾ったってもう 私の中には戻ってこないから 落ちてしまった髪の毛は 落ちてしまった消えてほしくなかったものは 結局 消えてほしく「なかった」ものだから もう拾おうとは思わない 私の中に戻ってくるなら拾うけれど 私の中に戻ってこないのだからいらない どうして私はこんなに根性がくさってしまったのか どうしてこんなに性格が悪くなってしまったのか 私には分からないけど きっと私はそういう生き方しかしらなくて そういう生き方をいいと思ってるんだからと思う 直したい、って思うけれど 直す方法なんてわからないし この根性をこの性格を見守ってくれた 家族もいるからこれでいいんじゃないかって思う それでも 私の無責任さを 私の矛盾さを 私のいいかげんさを 指摘されてしまえば やっぱり私だって人間なんだから 傷ついてしまう たとえそれがすべて私のせいなのだとしても それはそれなのだから やっぱり傷ついてしまうよ 私はきっと傷ついてちょうどいいんだろう 傷つかないで生きていってしまえば 腐った人間になってしまうだろう だから他人の言葉で傷ついてみるんだ いや、違うのかな 私は他人の言葉なんかじゃ傷つかない だって他人は他人じゃない 関係ない 私は私なんだから でも私は他人の言葉を理解できるの 他人の考えを理解できるの だから私の中でもう一人の自分を創る もう一人の私はいつも私を馬鹿したように笑って 他人が指摘したことを同じように指摘する 私はそれで傷つくの 私が私を認めてくれないって嘆くの 他人が私を責めるより 私は私が私を責めるほうがつらいの 私は自分で自分を傷つけるの 傷つけるのは他人じゃないの もし他人が私を傷つければ その人だって罪悪感かんじちゃうだろうから 私は全部を背負うの 罪悪感も傷も 別にいたくはないんだけど 私が私を傷つけるから 少しくらいは手加減してるつもりなんだけど これくらいじゃ終わらせてくれないんだね まだまだなんだね 私がいままでやってきたことは こんなもんじゃすまされないってわかってる 分かってるけどどうしてだと思う? また同じことを繰り返しているの 自転車の鍵は私のポケットから逃げ出した いったいどこに行ったのだと思う? 知らないわよ、誰もそんなこと それでも自転車の鍵は消えたの 私のこと嫌いになったのかな? 「いつか見つかればいいけど」 そうやって気楽に考えているだけでも私は幸せ? 鍵が消えてしまったおかげで 私は太陽のするどい日差しを受けた 太陽はずっと私をにらみ続ける 私はその中を歩き続ける 車が横を通る 風を作る 風は私を前に進ませないようにって 進行方向とは逆に進むの それでも私はそんなのには負けなかった 突っ切ってやった ずっとそんな繰り返しで やっと家に着いたときには 私はボロボロになってたと思う でもねすぐに元通り 私はすぐに再生できるの だからいくらでも傷つけてよ だからいくらでも消えてっていいよ 私はすぐに元通りだから すぐに忘れるから もういいから 私に惑わされないようにね 私なんかみちゃだめだよ 私なんかに捕まっちゃだめだよ 早く逃げてね 私が今こういえる間に 私が涙を流す理由が分からないうちに... 涙は私にナニを伝えたいんだろう 私はナニを知りたいんだろう ナニも知りたくない 涙もさようなら 私にかまわないほうがいいよ さようなら みんな さようなら そして私は楽になれるの 誰にも何にも縛られる事がなくなるから 自由を手に入れれるから 自由ってこんなに寂しいものだったんだって 私に思い知らせてみせてね でも私は独りは慣れてるから 独りになりたかったから しばらくは根をあげないよ そんなに弱くないんだから いつか本当のキレイな花を咲かせてみせるんだから バイバイ |
| 2002年07月05日(金) |
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