| 蛍桜 |
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| そうだね |
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今日 おまえは必要ないんだ、と 言われた気がした 冷たい目で見られた どこかに行け、と言われてる気がした だけどすぐ横には私を必要としてくれてる人が居て 少し安心した それでも少し、悲しかった 必要としてくれる人が居るだけで 私は幸せなはずなのに なんて欲張りなんだろう 私を必要ないと訴えてる人には 私の横に居る、私を必要としている人しか写ってなくって はやくどこかいけ、と促した それでも私はそんなのに負けないで だけど睨み返す事もしないで ただ その場所に佇んでいた おまえは必要ないんだ 久しぶりに胸に浮き上がった言葉 昔は毎日毎日 何回も言われたことあったっけ 必要ない そうだね、と笑って言い返せるほどに 私はその言葉になれてしまっていた 別にそのとき私を必要としてくれる人が 一人もいなかった、というわけじゃないけれど やっぱり私のことを必要じゃない人が 一人いるだけで、私は必要ないんだ、と 自分に言い聞かせなきゃいけなかった 私は必要ないんだ 私を必要としてくれてる彼女も そのうちきっと他の子を必要とするだろう 私は必要とされない子 必要とされたって困るわ あんたは必要ないんだ そうだね また笑って言えるようにしなくちゃね |
| 2002年05月25日(土) |
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