2002年10月30日(水) |
J1・2nd 第10節(延期分) 柏−清水 (柏) |
清水がAFCチャンピオンズリーグに出場したことにより、延期されていたこの試合。
私の勤務先は水曜・金曜が建前上は「ノー残業デー」なので、堂々と5時40分頃に会社を出る。モノレール、JR京浜東北線、JR常磐線を乗り継いで柏駅に着いたのは6時45分頃。途中、吉野家で並弁当を「三食で一つ無料」のクーポン券と引き換える。
いやー実際、いくらサッカー大好きな私でも、平日の夜に自宅と正反対の方向に行く(帰宅時間が11時を過ぎることは容易に想像された)のはかなり気が重い。しかも応援しに行くチームがここんとこ調子悪くて、快勝が予想できないならなおさらのことである。それでも行くのはもう「苦行」としか言い様が無い。
私の記憶が正しければ、清水はアウェイの柏戦は連敗中のはずである。
入り口を間違えたこともあり、席に着いたのは既に前半10分過ぎ。 アウェイ側ゴール裏には、相変わらず熱心な清水サポの方々が駆けつけていた。
スタメンとフォーメーションを確認する。 <清水> −−−−−アレ−−−−−安−−−−− −−−−−−−−澤登−−−−−−−− −−−−戸田−−吉田−−伊東−−−− −−高木−−斉藤−−池田−−市川−− −−−−−−−−黒河−−−−−−−−
<柏> −−−−宇野沢−−−−エジウ−−−− −−−平山−−−−−−−−リカル−− −田ノ上−−明神−−サンパ−−−−− −−−薩川−−−根引−−−渡辺光−− −−−−−−−− 南 −−−−−−−−
ん?柏のファーメーションがいつもとは違っている。いつもは3バックの左サイドに入っている平山がトップ下?? (翌週のサカマガでは4バックとなっていたが、3バックで渡辺光がストッパーに入っているように見えた。)
降格の恐怖が迫り、内容よりも結果が欲しい柏ではあるが、平山を中心にテンポ良く攻める。ところが、反対サイドのエジウソン、リカルジーニョの二人がボールを持ちすぎるため、その二人のところで時間がかかり、その間に清水の陣形が整ってしまうために、フィニッシュまでは持ち込めない。 それに対して清水も相変わらず、低調なパフォーマンスで得点の匂いがしない。
前半22分、渡辺光が負傷退場し、代わりに玉田。田ノ上が最終ラインに下がる。 柏がボールをキープしながらも、清水がそれをしのぐ展開が続いたが、前半39分、平山が右に展開したボールをリカルジーニョがキープし、PA内のエジウソンにパス。エジウソンはドリブルで進むが、そのエジウソンの足元のボールをはたこうとした黒河と接触し転倒。ほとんど真横から見ていたころらどには黒河がエジウソンに直接触った様には見えなかったが、後方にいた主審はPKのジャッジ。 エジウソンと清水とは浅からぬ因縁もあり、清水サポは良い印象を持っていない選手である。当然ブーイングの嵐。しかし、このPKをエジウソンが自ら決めてレイソル先制。
今日の主審は外国人で、先日も市原−磐田戦でPKを連発した人である。当然、黒河は微妙なプレーには十分に注意を払うべきだった。 前半は0-1で折り返し。
後半、清水は相変わらす攻撃の組み立てが出来ない。また、柏も決定力不足で、シュートを放つも得点に結びつくことは無い。 清水ベンチは効果的な采配を行うことも無く、残り15分で平松、10分で圭輔、5分でバロンと5分おきに選手交代をしたものの、状況を打開することが出来ないまま時間は過ぎていく。 両チームの現状をそのまま表すような試合展開だった。 結局前半のエジウソンのPKが決勝点となり、柏がJ1残留に向けて貴重な勝ち点3を手にした。 清水は前後半シュート2本ずつ、合計4本という体たらく。
帰り道、上野駅で京浜東北線に乗り継ぐと、ホームに電車が停まっており、「秋葉原駅と御徒町駅の間でお客様が線路に立ち入っており、現在駅員がお客様の確保に向かっております。このため山手線と京浜東北線は運転を取りやめております。」との放送が。結局20分ほどしてから運転が再開されたが、混雑した電車の中で「そんな奴、轢き殺せ」と思ったのは私だけではあるまい(笑)。
柏 1-0 清水
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