サッカー奥のほそ道
じぇんとるNこと、ころらどによるサッカー観戦(旅行)記

代表からJ1・J2はもちろん、JFL、地域リーグ、
さらには大学、ユース、ジュニアユース、そして女子サッカーまで
(一応、川崎フロンターレと清水エスパルスを応援しています)

2002年10月23日(水) J2第39節 川崎−福岡 (等々力)

仕事がどうしても片付かず、スーツのまま等々力へ直行。到着した時には既にハーフタイム。プレゼントの当選者を発表しているところだった。

電光掲示板を見るとスコアは2-2。しかも、27分に先制した後、40分に追いつかれ、41分に逆転され、さらには42分に再び追いつくというスリリングと言うか、何とも表現のし難い展開。
さらに驚くことに、他会場の途中経過が表示されると、セレッソが湘南に、新潟が大分にリードを許している。しかも、セレッソは2点のビハインド。

バックスタンドに大蔵さんいなげやさんを見つけ合流。
azさんとお母様もいらっしゃいました。
ころらど:「なんかすごいことになっていますね。」
大蔵:「でしょう。もう、ノーガードの打ち合いでこれぞJ2 っていう感じの試合ですよ。」

試合はいつも通りまったり、というか肝心なところでお互いミスが出て、決定的な形にならない。相変わらず#9は動かねぇし。
それに加えて、バックスタンド側(川崎が攻めていく側)の副審が何とも。ボールがタッチラインを割った時の判定も自信なさげに旗を上げ、明らかに川崎ボールのスローインを福岡ボールと判定して、バックスタンドから大ブーイングを浴びる始末。オフサイドの判定もかなり微妙(に旗を上げず)で、福岡DFもかなり、イラついていた。しかし、この試合のキーマンが彼だったことは、この時点で一体誰が気づいていたであろうか?

ころらど:「そういえば、飯島って出ているんですか?」
大蔵:「いや、出ていないですよ。原田は出てますけど。」
いなげや:「飯島、今頃中洲で飲んでるんじゃないの?」
ころらど:「来年はまた別のチームに行っちゃうんですかね?」
いなげや:「札幌なんじゃない?すすき野あるし。」
ころらど:「それはJ○でってことですか?」(以下自粛)

そういえば、川崎にも堀○内あったな。(そういうつながりか?)

後半24分、誰が上げたクロスだったか、(よく見ていなかったので分からないので、後程スカパーで確認したい)ファーサイドにいたマーロンがヘッドで合わせた。が、ボールは「ジミーちゃん」ことGK大神の正面へ。大神は両手でそのボールを弾き出す。「あぁっー」と誰もが思った次の瞬間、主審が何やらゴール前でジャッジをしている。
「オフサイドか?」
と思ったが、何か違う。
と、見ると例の副審がこの時ばかりは自信たっぷりにゴールをアピールしているじゃないですか!!
「えっ、ゴール?!」ざわめく競技場。
福岡の選手が主審に詰め寄るが当然ながら判定は覆らない。

ラッキーな勝ち越し点を手に入れた川崎だったが、相変わらず中盤が緩く、簡単に攻め上がりを許してしまう。そして、勝ち越しからわずか5分後、右サイドから上がったクロスにアレンが合わせてあっさり同点。

こうなると、試合は再びまったりモード。中盤はほとんど省略され、ひたすらお互いの最終ラインで跳ね返しあうという、まるでテニスかピンポンの様な展開となる。
時おりヤスが右サイドを上がったり、ミノまでもが上がったりして良い展開も無くはなかったが、#9が相変わらずでやっぱりダメダメ。ノブリンもアレックスを3点目の前に下げてキンちゃんを入れた他にはいつもと同じで、先に仕掛けていく様子は無い。

必然、我々もいつもの調子になり、いつの間にかいなげやさんの手には熱燗(最近売っている熱くなる日本酒)が!!
大蔵:「あの横断幕って、よくよくすごい内容ですね。」
と指差すその先にある、福岡側ゴール裏に張られた横断幕には、
「博多にプロサッカーチームをつくろう」
とありましたとさ。

こりゃ、引分けかなというムードが漂い始めた後半39分、福岡が先に動き、に代えて背格好もプレースタイルも向島タツルさんに似ていると(俺らだけで)評判の大塚を投入。
大塚萌え、のいなげやさんが、小声ながら大塚コールをしたことは内緒だ。

大塚は前回等々力に来た時も頑張っていたし、この前博多の森で初勝利を上げた時もシオをぶっち切って1アシストしていてなかなか良い選手だと思う。福岡には他にも、FW林とか同じくFW太田とか将来楽しみな若手は結構いるんだよね。まぁ、ウチにもクロがいるけど。

大塚が投入された1分後、ようやくノブリンが動き、黄川田投入。
けれども、時間は刻々と過ぎて残り時間はほとんどわずか。
川崎に左CKのチャンス。一度クリアされるも、今度は反対側のCKを得た。#9(だと思う)が蹴ったボールはゴール前で競った味方(誰だった?)の頭に当り、密集からするするっと出て来たヒロキのところへこぼれた。
GKが触るよりわずかに早く、ヒロキがボールにライダーキック!!(右のアウトサイドで蹴った)ボールはゴールに吸い込まれた。

ロスタイムは3分の表示。
危ない場面もあったが、なんとか、ここを守りきり4-3で勝利。
文字通り、無意味に劇的な勝利 で、観客は総立ち。

でもね、ちょっと待って欲しい。この試合は3-2か4-2で勝つべき展開だったんじゃないの?あんなユルユルなプレスじゃJ1昇格なんて口にするのもおこがましいぜ。

試合後、バージョンアップしたらしい、ハイタッチキッズは、子供たちの間に選手が入って、万歳三唱だった。
大蔵さんの「ハイタッチじゃないじゃん」という突っ込みは別にして、バンザイなんかして浮かれている場合か?<オフィシャル

セレッソと新潟が負け、大分が頭一つ抜け出る結果となった第39節。残り5試合、可能性はまだあると言いつつも、かなり厳しいことは確かだ。
選手達には最後まで自分の力を信じて死ぬ気で頑張って欲しい。それはきっと見ている我々にも伝わるはずだから。


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