忘年会に呼ばれて行った。 忘年会に呼ばれるのは、今年でたぶん(“たぶん”というのは、 それが忘年会なのか単なる飲み会なのか打ち上げなのか、 はたまた送別会なのか歓迎会なのかわからない場合もあるからだ)、 6回目ぐらいだ。 その6回のなかで、いちばん落ち着けたかも、しれない。 人の熱が人々に伝染して、いい感じにホットな空間ができている。 そこには押し付けがましさがない。 いい先輩から、いい言葉をたくさんもらった一年間。 私はこれからいろんなことをあきらめたり、 打ちのめされて失望したり、プライドを引き裂かれたり、 とにかくいろいろあるだろうけど、 辛い局面でそんな“いい言葉”のひとつひとつを、 うまく思い出して、考えを転換できたらいいなあ。 「身に余る恩恵」というのは、こういう感じがする。 めったに食べられないキャビアを、 もっとちゃんと味わっておけばよかったよ、というタイプの後悔。 自分はあまりにも能天気に生きているような気もするし、 あまりにも心配しすぎなような気もする。 周りについても、よくわからない。 同じか・違うかどうかが判るだけで、 何が上で何が下かが全く判らない。 価値基準がミキサーにかけられて、 混ざらない水と油の粒のように 全てがゆらゆら、ゆれている。 この中で要領よく生きろなんて言われても、私には無理。 どうしたら自分にとって利益があるかとか、 常に計算して態度を使い分けるなんてことは無理。 そういうふうにはできていない、 そういうことができなかったせいで、体調を崩しさえしたくらい。 できることはいつも同じだ。 ただなんとなく、良いように感じるほうを向いて泳いでいくだけ。 |