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腹におぼえあり
2005年08月27日(土)

それにしても昨日は大変だった。
…と人は言う(誰?)。

昼頃から謎の腹痛が始まり、早退。
いや早退じゃないか、定時の一時間半後に帰宅(=感覚的に早退)。
それまでずっと「体調悪いんで早く帰ります」と言い出せなかった。
なんせ今週頭に休暇(夏期and病気)を終えて復帰したばっかりで、
上司に「おかげさまで全快しました」と言ったところだったから…。
またかよ!オイ!みたいなことになるところである。

だから医者にも行かなかった。
なんせ先週も腹痛でかかったばっかりで、
またかよ!オイ!みたいな(略)。

しかし同じ腹痛とて私にとっては「またかよ」ではない。
先週とは全く違う種類の腹痛だからだ。
この痛みは、高校二年のときのあの痛み方だ。
気分は腹痛のソムリエである(嫌な職業だなー)。
うまく説明できないし原因もわかっていないが、
あの痛み方は忘れない。
時代劇でたとえると、父の仇の顔ぐらい忘れない。定番パターン。

町の病院(先週行ったところである。)で原因がわからず、
大きな病院で検査しても原因がわからなかったあの腹痛。
むしろ検査結果が良好すぎて一瞬仮病疑惑まで浮上したあの腹痛。
こっちは激痛に苦しんでるのに医者が上機嫌だったあの腹痛。
「検査結果は何の問題もなくて健康ですよ、うらやましいですねえ」
といわれたところで、
こっちは眠れないぐらい痛いから学校休んで来てるんである。

…で、その時の痛みと同じ種類とわかった瞬間から、
すっと気が楽になった。
なんだ、じゃあまだ軽いじゃん。
あのときはとても立って歩けなかったけど、
今回はいちおう、歩ける。
電車で知らないおばさんに「具合悪いの?席かわろうか」と
声をかけられたりしたけれども(優しい方もいらっしゃるものです)、
ちゃんと仕事して電車に乗って地元の駅まで帰れてるじゃない。
でも地元の駅まで家族に車で迎えに来てもらった。
万が一、地元の路上で倒れてはいけない。
わが町の路上にはやさんが倒れてるなんて景観を悪くするし、
明るく健康な地域づくりに支障が出てしまう。
地域社会と自分の健康を大切にするはやさんです。

といった具合に嫌な脂汗をかいて帰宅した昨日だが、
今日になって経過はだいぶ良好。
やっぱりあの時よりも症状は軽い。
土日で治せる社会人仕様だ(ヴァージョン?)。
この程度だったら気軽に病気にかかれますね。やっぱり嫌か。

今日は痛みがちょいと残るお腹をさすりつつ、
古本屋に売りに行く本を整理。
読まなくなった漫画とか、昔の教科書とか。
挑戦した結果やっぱり読めなかった歴史の本とか。
そのうち読むんだろうな、と思って
小学生頃からずーっととっておいてたんだが。
切ないね。こんな別れ方。
最後まであたしたち、分かり合えなかったね。
もらった指輪、この海に捨てるね。
これなんのドラマ?

そんな韓流ブームくさい臭いのするメロドラマを経て
本を送り出す。
えっ、あの指輪高かったの?じゃあ拾ってくるね、ジャブン。
みたいな未練も時々見せながら。
また読むかなーあ読まないかなーあ、っていうこの吟味が大変なのだ。

あっ、会社から持ち帰った仕事をまだ全然やってない!
がんばれー俺。ま、適度にがんばれ俺。

先々週・先週は本当に、高校時代と同じようなことに
なっちゃうのではと不安がよぎった。
社会人が体調を崩した場合、高校生と同じわけにはいかない。
そんなことを思って怖くなるぐらい、
自分の体を信用していないんだなあ私は。

やっぱりがんばるなー俺。
あんまりがんばっちゃだめ。
あの時は、勉強や歌の練習を頑張りすぎてたんだよ。たぶん。
頑張る暮らしを続けていると、
自分がいま頑張ってるということにすら気が付かなくなって、
なにもしてないのに息苦しい、なんてことになる。
私の苦しさが検査結果に顕れないのは、そういうことなんだろう。