八月第一日、すごい頭痛がくる。 会社でふらつきながら頭痛薬を処方。 処方フロム俺、フォー俺。 一人薬局ごっこ。 薬局とはつまり、くすりのつぼねである。 ためしに“春日局”みたいな読み方をしてみた。 頭痛薬を飲むと普通なら30分で痛みがおさまるのだが、 今日は4時間かかった。 なぜだかわからない。 あるいはわかるのが怖いのか? その1時間後にまた痛み出した。 うーん。 夏とはいえ、いや夏だからこそ、不吉な感じである。 炎天下を歩いたせいさ、とか自分に言い聞かせてみる。 近頃の毎日を包む“頑張る感じ”が怖くなる。 “頑張らない感じなんだけどなりゆきで頑張っちゃいました”っていう ぐらいが個人的にすごくいい状態だと思っているんだが、 新人というのは頑張らないと“なりゆき”自体に乗っかっていられない。 ただその場にいるだけで必死な職業だ。 だからむしろ、たまに意識的にさぼるぐらいの ずぶとさが必要かもしれない。 突然パタンと倒れて迷惑をかけないための、内密なおまじないとして。 理解されるまでに時間と手間を要するだろうし、 今はそこまでひどくはないし、体質は検査に顕れないし、 あまり人には言わないことにしている。 ただ「頑張れ」といろんな人に繰り返し言われるたびに、 言われたその言葉を、ありがたく頂戴したふりをしては こっそり押入れに押し入れている。 なんかすいませんねぇ、と苦笑いしながら。 わけありの後輩でなんかすいませんねぇ。 でもこの「わけあり感」に気付いている人も何人かいるようだ。 その証拠に、ある先輩は私に対していつも敬語だ。 そればかりか、おびえているようでもある。 どうしてなんでしょうねぇ、とつぶやいたら、 別の先輩いわく「あの人はナイーブだからね…。」 ナイーブな人には俺は無理か。 ちょいと刺激が強いのか。 カネボウ・ナイーブでないと肌が荒れちゃうか。 じゃ、ビオレは? |