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夏はつらいよ
2005年08月06日(土)

夏バテしたかもしれぬ、ぬぬぬ…。
ほとんど外に出ない生活とはいえ、朝などしっかり暑いからなぁ。
犬が髪型を変えた。世にいうトリミング、というやつ。
………………角刈り?(!?)
あっ、私もそろそろ美容院に行かなきゃ。
来月あたりに(全然“そろそろ”じゃない)。

夜、寅さんの第一作を観る。
いや〜〜〜、みなさん若い!というか、初々しい。
その時点でかなりあの作品の定番的要素が
出揃っているわけだが、そのひとつひとつに初々しさがある。

寅さんが帰ってくるシーンも、
「20年ぶりに帰ってきたんだよ!」とか「…お兄ちゃん?」とか、
すごく久しぶりであることから、喜ばしさと驚きが違う。
寅さんが出て行くシーンも、
本当に二度と帰ってこないんじゃないかっていう
寂寥があふれていて切ない。
「いやいや、この後数十回に渡って帰ってくることになるんだよ」と
こっちは神の目線であるが。

毎回家族だとか失恋だとか、根深くて全力のコミュニケーションが
繰り返される映画だが、まだそのひとつひとつがきらきらと青いのだ。
下町の平和な家庭に寅さんが来ることによる「異物」感もある。
今でこそ「寅さんといえば下町の人」っていうイメージがあるが、
第一作ではそんな安心感はない。
帰郷したてであり、本人も周りも心なしか緊張しているように見える。
シリーズが数十回続いて円熟味を帯びる前の、
鮮やかで荒々しい勢いが私にとってすごく新鮮だった。
おいちゃん役の俳優さんも、2代目の方しか知らなかったし…。

俳優・渥美清さんが亡くなったのは9年前の夏。
私は部活の合宿先で訃報を聞いた。
原爆投下や終戦、自分の持病の発症などと並び、
ずしんと重い夏の出来事として脳裏に焼きついている。