蜜白玉のひとりごと
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昨日あたりから、よいお年をお迎えくださいの挨拶を頻繁にする。もう今年も残り少ない。
一日遅れで年賀状を書きあげる。26日朝投函。まだ家の大掃除は残っているものの今日で仕事納めということもあり、ほんの少し浮足立った気分になる。
一年を振り返ろうとしてみても、夏より前のことはあまり思い出せない。何をしたかどこへ行ったか。とにかく耐える一年だった。他人の都合に振り回され、いろいろなところにしわ寄せがいき、迷惑をかけ、我慢を強いた。
巻き込まれてかなわん、と文句を言っているのではない。振り回されているものが「自分の都合」ではなく「他人の都合」であることをしっかりと認識しなければいけない。あくまでも私ではなくて「誰か」の都合であり、それは私にはとうてい制御不能なのだと何度も自分に言い聞かせる。
そこをわかって関わってみれば、そう腹も立つまい。しんどいと泣くこともあるが、本当は泣くことでもない。わかるまでにずいぶんと時間が要った。
週末ごとほったらかしにして実家に行ってしまう生活も、こうしてあれこれ考えを巡らせてはぽつぽつと書ける心境でいられるのも、夫の理解と健康によるものだ。支えられてはじめて成り立っている。そのことがひときわ大きく感じられた一年でもある。
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