蜜白玉のひとりごと
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石井桃子さんが2日、101歳でお亡くなりになった。子どもの頃に読んだ本を大人になって振り返ると、この本もあの本も、どれもこれも石井桃子さんの本だった。文庫活動をはじめたことでも有名で、とにかく児童文学で何かを調べれば必ずと言っていいほど石井桃子さんのお名前にたどりつく。実家には私が色鉛筆で落書きして、押し花をはさんだ『クマのプーさん プー横丁にたった家』がある。たしか四つ葉のクローバーも何本かはさんである。
石井桃子さんとはお会いしたことはないけれど、亡くなったのを朝のテレビのニュースで知って、知り合いが遠くへ行ってしまったような悲しい気持ちになった。昨年、モーリス・ベジャール(フランスの振付家)が亡くなった時にも同じような気持ちだった。いつの間にか私の心に深く入りこみ、大きな影響を受けていた人たちなのだ。
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映画の予告でおもしろそうなのを見つけた。『ジェイン・オースディンの読書会』というタイトルに思わず立ち止まる。これを見たらまたジェイン・オースティンを読もうという気になるのだろう。『高慢と偏見』も読んだのは何年も前だから忘れてしまった。公式サイトはこちら。Bunkamuraル・シネマで12(土)から。
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